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アイーダ
2004.01.03 (土) ソワレ 大阪MBS劇場 1階C列20番
http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/

アイーダ    濱田めぐみ
アムネリス   佐渡寧子 
ラダメス    阿久津陽一郎
メレブ     山添功 
ゾーザー    飯野おさみ
ほか
親がとても観たい観たい、しかも前じゃないと嫌だとごねるので、まぁ私も 観たかったので、ヤフオクで少し高めで前列チケットをGETし、正月に 帰省した際に観てきました! よかった! 濱田めぐみさんも相変わらず 素晴らしいですが、それ以上に私は佐渡さんのアムネリスにとても 惹かれました。歌もいいですが、それ以上に演技力がいいっ! また、 メレブの山添さんも名脇役ですね! いいキャラだー。 あと、ダンスのクオリティーがめちゃくちゃ高いと思いました。 観ていて気持ちいいです。 個人的に残念だったのは、このミュージカル、 曲のメロディーが頭に残らないんですよね。 会場出た後に、メロディーが全然浮かんでこない。。音楽の雰囲気は ぼやーっと頭の中に残ってるんだけど。。 あと、ディズニーなので ハッピーエンドかなーと思っておりましたが、なんか微妙なところですね。

おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ 配役が変われば観てみたい


フリン伝習録
2004.01.10 (土) 東京オペラシティコンサートホール 1階7列1番
http://www.operacity.jp/concert/2003/040109.html

ピアノ       山下洋輔
カペルマイスター  茂木大輔

ハンナ       森 麻季(ソプラノ)
シルビア等     佐々木 弐奈(ソプラノ)
ダニロ/カミーユ等 大野徹也(テノール)
カスカダ等     小川裕二(バリトン)
朗読/ツエタ等   筒井康隆

東京フリンハーモニー室内管弦楽団

昨年の山下洋輔のニューイヤーコンサートをチケットが とれなくて聞き逃したので、今年こそはと思って12月 にチケットとっていってきました。どんなものかといえば、 メリー・ウィドウというオペラを、筒井康隆が脚本を アレンジして音楽を山下洋輔がつけたものを、筒井康隆が オケバックに朗読するという感じです。はじまった瞬間、 横文字の登場人物、そしてあんまり面白くなさそうな雰囲気 を感じました。うーん、筒井康隆、朗読うまいんですが、 N響メンバー級のオケをバックに朗読するなら、中途半端に 歌ったり合いの手入れたりふざけたりしない方がよかったなー と。。。一方オケは、さすがN響メンバーが中心とあって、 素晴らしくレベルが高い。特にジャズアレンジになった時の サックスの平野公崇さんがめちゃくちゃよかった。彼が 吹いたジャズアレンジの曲がずっと頭の中に残ってます。 歌手の方は、ソプラノの森麻季さんの声がすごく通って綺麗で美しくて、 この人のソロコンサートに行きたいと思ったくらい。 山下洋輔のピアノ協奏曲「ラプソディー in F」もありましたが、 うーん、私にはちょっと理解できませんでした。すごいような すごくないような、終わりだけ盛り上げられたような・・ 今回のコンサート、全体に渡ってピアノの音をマイクでひろって大きなスピーカーで 流す形式だったのですが、このマイク、必要ですかねー。 山下洋輔の協奏曲の時なんか、かえしのスピーカーがついてる 位ですからねー。私なんて左のスピーカーが近かったので ほとんどモノラルで聴いてました。あ、そうそう、山下洋輔が 休憩前に、オケの各メンバーも含めて全員の紹介をしたのは新鮮でした。

おすすめ度(1-10)→ 5.0
もう一度観にいきたいか→ 平野さんと森麻季さんの曲だけでいい


おはつ
2004.01.11 (日) マチネ 新橋演舞場 2階4列14番
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0401/

おはつ   松たか子
直助    佐々木蔵之助
正太郎   小市慢太朗
沖田総司  北村有起哉
深雪    佐藤江梨子
近藤勇   渡辺いっけい
おれん   江波杏子

ミュージカルではなく、演劇ですが、めちゃめちゃいい! すっごくよかった。松たか子、素晴らしい演技力。この人はすごいですね ほんとに。また、この演目、配役と脚本がとってもよくできていると 思いました。面白いんです。古典を現代の日常の話言葉で演じてるのが すごくうまく生きてます。特に沖田総司役の北村さんなんてめちゃめちゃ 面白い。決めるところはびしっと決めるし、なんかかっこいいです。 あと、深雪役で佐藤江梨子がでてましたが、これもぴったりでした。 笑いも誘い、涙も誘い、観客をとってもひきこんでくれます。 上演時間も結構長いんですが(3幕構成で途中30分休憩が1回、 20分休憩が1回ある。12時開演で4時前終了)、 あれだけ生の声が出てて、1日2回公演ってすごい。。

おすすめ度(1-10)→ 9.0
もう一度観にいきたいか→ すぐにでも観にいきたい


ルミネ the よしもと 4じ6じ
2004.02.08 (日) ルミネtheよしもと O列21番 \3500
http://www.fandango.co.jp/lumine/

今回は、ミュージカルでも演劇でもなく「お笑い」。 新喜劇は大阪に住んでた頃毎週TVで観て大好きだったんだけど、 生でみるのは今日が初めて。ルミネtheよしもとももちろん初。
これがめっちゃ面白い! はまりそう・・・ 後ろから2列目の席だったけど、舞台はとってもよく見えて、 舞台の雰囲気もよく伝わってくるし、トップバッターの「あべこうじ」 から大笑いさせていただきました。何も考えずぼーっと見て聞いてる だけでとっても愉快になってくるんですねー。1組10分くらいなので テンポもよく、6組で前半の60分が終わり。私的には「あべこうじ」 と「ニブンノゴ」がとっても面白かった。なかやまきんに君もなにげに 好きになりました。オイっていいたくなりますね(笑)。
で、後半はいよいよ新喜劇。タイトル「瀬戸際の花嫁」。 これがまた期待通りに面白かった。今田耕司、山崎邦正、山田花子は もちろん笑わせてくれるんですが、大山英雄やリットン調査団がええ味 出してて、とっても楽しい。ただ、全員揃ってのずっこけが一回だけ だったのがちょっと残念かな。でもこれで3500円だったらまた観にいきたい!

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ さ来週くらいにまた行きたい


ソングアンドダンスIII
2004.02.15 (日) 四季劇場「秋」 1列6列21番 \9450
http://www.shiki.gr.jp/applause/over/

ヴォーカルパート
	李涛
	キムスンラ
	熊谷英雄
	井上智恵
	早水小夜子
	八月真澄
 
ダンスパート
	菊池正
	加藤敬二
	松浦勇治
	遠藤敏彦
	朱涛
	山口博之
	澤村明仁
	萩原隆匡
	滝沢由佳
	坂田加奈子
	高倉恵美
	鷹栖千香
	艾于涵
	大西奈穂
	伊東恵
	北聖子 

行きたいなーと思いつつチケットが手に入らずあきらめていたのですが そんな時ラッキーにも譲渡掲示板で少し安く譲っていただき(しかも6列目) いってまいりました! 結果。。。うーん、なんなんでしょう。。。かなり消化不良です。。。 少し期待してた分落胆度の方が大きいかも。。 ダンスパートは加藤敬二さん、坂田加奈子さんがでて、 ボーカルにも歌声がめちゃ好きな井上智恵さんがでてたので 外すことはないだろうと思ってたんですが。。。 井上智恵さんのソロはほとんどなく(後半にちらほらと。でも 好きな音域の声ではなかった)、基本的にヴォーカルは早水さんと八月さん中心。 ビジュアル的にも歌声的にももっと井上さんの 声を聴きたかった。。。早水さんの声、とても綺麗と思うんだけど 好きではないんですよね何故か。。 一番登場の機会が多い進行役のヴォーカルがキムスンラさん なんですが、んー、この役難しいと思いますが、いまいち。。 また、全体的にロック調なのはいいんだけど 逆にちゃちっぽくなってる感じがしました。 あと、タップも中途半端で、タップや太鼓、全体での手拍子のシーン とか、なんかマッスルミュージカルを彷彿とさせるシーンも ちらほら。。一緒にいった友人はまったく面白くなかった様子。 ヴォーカルの厚みのなさと全体的な進行が、もう一つぱっと しない原因だったような気がします。。 全国の公演で活躍中の人を一同に集めてソングアンドダンス して欲しいです。

おすすめ度(1.0-10.0)→ 1.2
もう一度観にいきたいか→ ただでも迷う


RENT
2004.02.17 (火) 東京厚生年金会館 1列9列10番 \11000
(この会場かなりでかい?9列目でも双眼鏡必要って感じでした)
http://www.rent2004.jp

前日に何かで検索してて「RENT」にひっかかり、あれ、今やってるの っと思ったところなんと水曜で終わり。友達お薦めの作品だったので これは行かないとっと思いe+で前日予約でチケットをとっていってきました。 (前の方でもかなり空席あったけど、 これだとブレイクスルーシート(安くて席がよかったりする)でもよかったかも)
行く前に、外国の作品だから登場人物事前に把握しとこうかと思って たんだけど、ちゃんと読まずにいったら案の定いまいちつかめず、 人間関係をちゃんと把握したのは帰ってきてWEBの解説を読んでから。 あーやっとわかった。わかった上でもう一度観たい。そんな作品。 出演者の人達の歌声がめっちゃめちゃいい声してます。ただ、外してる人も中には いたような気がしますが、それも上手さゆえわざとなのではと思って しまいました。曲もいいし、のりもいいし、字幕を見ずに観れたら 楽しいだろうなーってすっごく思いました。ってか、字幕、はしょりすぎ。 最初壊れてるんちゃうかって思ったくらい。半分くらいカットされてる 気がします。あれじゃーちょっとねー。。。ま、語学力を磨け ということなのでしょうか。。
東宝のエリザベートやモーツァルトみたいなゴージャズなのもいいけど、 こういう、派手派手ではないけどテンポ感よくどんどん小刻みに 展開していく作品も面白いなと思いました。ただ、あえて 不満をあげてみれば、役者さん個人個人の魅力が私にとってはいまひとつ 伝わってこなかったかも (登場人物の相関がわかってなかったからかもしれないけど)。 ロジャーやコリンズ、ジョアンヌの演技的魅力が私にとっては あんまり感じられなかった。逆にマークはとてもよかった。 あと、アンサンブルの人の コーラスのはもりや電話のシーンとかがめっちゃ綺麗で拍手したく なりました。歌声聞いてる時にじーんってこみ上げてくる感動、 最高です。歌の内容も繰り返し歌われるので 「RENT」というタイトルにこめられた意味も よく伝わってきますし、いっしょに歌いたくなる感じ(歌詞わかんないけど)。 この作品、観終わってからしばらくたって、 なんかもう一回観たいって思わせる作品ですね。会場出た後は 10段階だと5.5 とか思ってたんだけど今だと8近い。

おすすめ度(1.0-10.0)→ 7.8
もう一度観にいきたいか→ 語学力を高めて字幕見ずに是非もう一度


ルミネ the よしもと 4じ6じ
2004.02.21 (土) ルミネtheよしもと P列23番 \4000
http://www.fandango.co.jp/lumine/

前回の予告通り二週間後の今日行ってきました。 今日はネタの方は、 ビッキーズ、品川庄司、チャイルドマシーン、華丸・大吉、おはよう。、Bコース の人達でしたが、印象深かったのは品川庄司、ビッキーズだけど、ほかのも みんな笑えてとっても楽しい時間でした。後半の新喜劇は、ほんこんと 島田珠代のコンビが面白い。ただ、板尾の舞台上のやる気のなさは、 ほんとにやる気がないような気がして私としてはいまいちでした。 あと、前回に引き続いて登場した星田英利さん、この人はいいキャラだ!

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 来月くらいにまた行きたい


MAMMA MIA!
2004.02.26 (木) MANDALAY BAY 1階A列119番 113.5 US$
in ラスベガス(Las Vegas,US)


すごい!この席、ほぼ最前列。しかもセンターブロック右端。 手数料無で席を確保してくれた UCデスクに大感謝。前に特設アリーナ 席が2列あるけど、座りごこちはこっちの方がよさそう。 こっちの劇場にはカップホルダーがついてるのがいいですね。 入り口で、飲み物をもってる人は、カップに移しかえられます。 これもいい。例えばビールを持ってる人は、カップをスタッフが くれるので、それに移し変えるわけです。日本でもこれやってほしい。
さて、舞台の方はというと、最高!特にソフィー(Suzie Jacobsen Balser) が素晴らしい。 見た目も声も振る舞いも最高です。ドナ(Tina Walsh)もよかった。 ってか、ソフィーとドナ達女性3人組、歌上手すぎ。 アンサンブルの女性陣の質もすこぶる高い。踊りのシーンなどは圧巻です。いろんな 人種の人が混ざってるのがさらに質を高めてる感じも。一方男性陣は いまいち。ソフィーの父上候補役の3人の男性は、見た目はいいんだけど 歌が全員いまいち。上手い素人って感じ。前半は特に声も小さく ソフィーとのはもりのシーンでは完全にドナに負けてたんだけど、 後半はマイクの音量を上げたみたい。。そんな男性陣の中で光ってた のはアンサンブル。恋人の友人役の2人をはじめ、ダンスや演技など とても楽しめました。
あと、オケピの指揮者が金髪の綺麗な女性で、のりのりで指揮 してるんですよね。これがまた観ていてすごくかっこよかった。
というわけで、結局全体的な満足度でいうと めちゃめちゃ高く、明日も観たいと思い、BoxOfficeで聞いたら なんと金曜はお休み。土曜は「O」を観るので観れず、とっても 残念。次きた時またやっててほしいー。

おすすめ度(1-10)→ 9.5
もう一度観にいきたいか→ すぐにでももう一回観たい。


Mystere
2004.02.27 (金) Treasure Island 1階F列19番 95 US$
in ラスベガス(Las Vegas,US)

当初見る予定になかったんだけど、たまたまトレジャーアイランドホテル を夜通りがかったたら夜10時半からの部があるとの表示。聞くと、 10:15にきたらいい席がGETできるかもしれないよといわれたので、 まー無理してそこそこの席をとるより、いちかばちかでいい席を狙おう と思い、10:10にいったら、F列目のかなりいい席がGETできました。
このショー、開演15分くらい前から、市村正親似のおじさんが会場案内 の係として登場し、会場を沸かせてくれます。しかもその振る舞いが めちゃめちゃ。ぜんぜん違う方向に案内したり、お客さんのチケットを破り すてたり(結局偽物だったみたい)、果ては他の客のポップコーンを 取り上げてまわりのお客にぶちまけたり、客席案内といいつつ、ステージ 上に案内したり既に座ってるお客さんを立ちのかせたりとやりたい放題。 でもこうしたパフォーマンスのおかげで、ショーがはじまるまでの 間の時間をとても楽しめました。うまいですねこういうところは。 (ショーの途中でもこのおじさん登場するのですがさらにエスカレート。 シャンパンを抜いてまわりの客席にぶっかけたり(スタッフが後で タオルをもってきてましたが・・・)、スキンヘッドの男性にかつらを かぶせたり、ターゲットにした男性客の顔をテープでぐるぐる巻きに したり・・・でもやられた人たちも楽しんでるところがいい感じ)。 客席案内でステージ上と通らされた 女性二人は客席に向かって丁寧にお辞儀をしてわかせてくれるし、 お客さんののりもとてもよかったです(ただ私の右隣の男性は貧乏揺すり と姿勢がひどくてマナーが悪かった)。
パフォーマンスの方は、とーってもレベルが高く驚きの連続という 感じのアクロバットショーで、鉄棒、シーソー、トランポリン、空中バレエ、 などが次から次へと繰り広げられます(和太鼓も登場する。私はこういう 舞台でも和太鼓あんま好きじゃないんだけど)。 うーん、例えていうなら アミノサプリのコマーシャルの連続といった感じのショーです。 一番びっくりしたのは筋肉むきむき男性 二人のショーで、一人の男性がもう一人の男性をいろいろな方法で 持ち上げるんだけど、下になってる男性がうつぶせになって、膝を 床に垂直に90度に曲げ、上になる男性がその足の裏の上に手を置いて逆立ち するんですね。これでもおおって感じなんですが、すごいのは、 そのまま下の男性が膝を90度から180度までゆっくり伸ばして いくではないですか!その間上の男性はずっと逆立ちのまま。 下の男性のアキレス腱はどうなってるんだ?って感じ。で、 180度まで完全に伸ばしたと思ったら、また90度まで 曲げるんです。これにはめちゃめちゃ驚きました。 あと、いたずら好き赤ちゃん役の人がいるんだけど、 この人がタレントの千秋にめっちゃ似てて、しぐさがとってもかわいかった。 かわいいだけでなく、超高速バク転を披露してこれにはびっくりしました。 また、客席で最初ボールをひろってくれた人を「パパ」と呼ぶんですが、 ショー全体にわたって、この「パパ」になった人はいろんなところで 登場します。これがまた面白かったりして。。
休憩なしの90分はあっという間でしたが中身も濃かったです。 ただ、終わり方がいまいち。え?終わり?カーテンコールはない? という感じで、お客さんも唖然とした感じの終わり方でした。

おすすめ度(1-10)→ 8.0
もう一度観にいきたいか→ 次ラスベガスにきたらまた行ってみたい。


O
2004.02.28 (土) Bellagio 19:30の部 1階4列19番 125 US$
in ラスベガス(Las Vegas,US)

これまた4列目19番。めっちゃいい席。ありがとうUCカード。 このショー、ラスベガスにいく前に、いろんな本やWEBで 「ラスベガスで一押しのショー」と紹介されていたのでとっても楽しみ にしていたのですが。。。。2人のピエロが開演前に登場し、 この2人のピエロが舞台途中でも随所に登場するのですが、まず ピエロ二人のやりとりの「間」が長い。ネタがしつこい。つまらない。 笑えない。面白くない。しかも登場時間も長い (舞台装置転換のための時間稼ぎなのかと思ってしまう くらい長い。しかもそのピエロの存在意義にそれほど意味を感じられなかった)。 面白ければいいんだけど。。演技的にもとても一流 とはいえないと思いました(辛口です)。
ただ、ピエロ以外は、シンクロをはじめ、アクロバティックな パフォーマンスのレベルはとっても高い。でも思っていたほど シンクロの比率が高くなくて残念。あれだけすごい技術がある のだから、もっとシンクロをアピールしてもいいと思うんだけど。。 シンクロがアンサンブル的な、脇役的な存在になってた気がします。
あと、客席の客が舞台に参加するシーンが二回ほどあって、最初は オープニングスピーチをさせられるんです。その後、宙吊りにされて プールに落とされるんですが、このプールに落とされる人は役者 なんですよね。でも服と帽子は一緒!?ということは、事前にしこんだのか 観客の服と帽子を借りたのか。2回目は、これまた客席から強引に一人 ひっぱってきて高飛び込み台に上らせるんですが、この高飛び込み台から 落ちる人は役者。でも見た目同じ服と背格好。どうなってるんだろう。。。
ともあれ、すっごくお金のかかっている舞台(90億!?)と聞いてた んだけれども、そのすごさを最大限に活用してるようには残念ながら みえなかったです。。でも最後スタンディングオペレーション だったから、そう思ったのは私だけなのかもしれない。。。
ちなみに事前に人に聞いた時は「ミステア」と「O」は同じシルクドソレイユが やってるサーカス的なアクロバティックショーだから同じようなもんだよっと 聞いていましたが、全然違いました。私的にはミステアが断然おすすめです。 (Oも休憩無の90分間ショーです)

おすすめ度(1-10)→ 4.0
もう一度観にいきたいか→ ピエロ役が変わったらいってもいいかな


Jubilee!
2004.02.28 (土) BALLY'S 22:30の部 1階UU列10番 64 US$
in ラスベガス(Las Vegas,US)

「O」を観終わって、せっかくなので観光本に見て夜10:30からやってるという ジュビリーも観てみようということでベラッジオの向かいの BALLY'S へ。 ここ、シアターとボックスオフィスが離れていてちょっとわかりにくい (それでなくてもラスベガスはスロットマシンだらけで場所がわかりにくい)。 最初、一番後ろの方の席なら確保できると言われたんだけど、一人だと 伝えると、前のテーブル席があいてるとのこと(なんと10$位しか差がない)。 ラッキーっと思い、いざ劇場へ入ると。。ん、なんか見覚えがある。 しかもこのテーブル席にもなんか見覚えが。。デジャブか。。。っと 思いきや、そうだ、10年くらい前に学生の時旅行に来て、一つだけ ショーを見たことを思い出しました。内容は全然記憶にないのですが、 登場する女性がTOPレスで、それにびびっていた記憶があります。
さて、ショーの方はよくいえば「昔から変わらないって感じの内容」、 悪く言えば「つまらん」。役者の衣装も昔風だし、演出も時代を感じる。 歌と踊りと、あとはペアの演技が中心だが、はっきりいってしまえば 場末の劇場でやってる観客がまばらな演目といった感がある (実際お客さんで満席なんだけど、内容的に)。主役級の人達に オーラを感じないし、脇役の人も一人一人に注目すると、踊りのうまさも いまいちだし舞台慣れしてなさそうな人もいた。歌はうまいんだけど、 曲目が古いせいか、どうしてもふるくさい歌に聴こえてしまう。 ただ、これはこれでいいのかもしれない。古きよきアメリカを知る 意味では客受けもいいのだろうか。でもタイタニックの沈没のシーン を舞台上で派手に演出する意味は私にはよくわからないなー。。。
あ、あとこの舞台、最初から最後まで、TOPレスのダンサー達が たくさん登場しますが、エッチな感じはしないです。

おすすめ度(1-10)→ 1.0
もう一度観にいきたいか→ 遠慮します


エリザベート
2004.03.20 (土) ソワレ 帝国劇場 1階F列8番 \11500
http://www.toho.co.jp/stage/eriz2004/welcome-j.html

トート:山口祐一郎
久しぶりのエリザベート。トートダンサーと女性アンサンブルの踊り、そして 山口祐一郎さんを楽しみに行ってまいりました! 結果、なんか演出や舞台装置 がかなり変わりましたね。最初のシシィが怪我するシーン、以前のブランコ でも少し違和感感じましたが、今回のあのドットの光ディスプレイは最悪! なんですかあれは。あんなところに露骨にコンピュータを使って欲しくないです。。 生の舞台はあくまでも生の装置でやって欲しい。。。その他いたるところに そのディスプレイが登場。。どうせ使うなら、もっとめちゃめちゃ綺麗な ディスプレイ使うとか、もーちょっとやりようがあるでしょーという感じです。 舞台装置に対する愚痴はこのくらいにしておいて、役者さんの方も、いろいろ 変わってました。ってか、こんな曲あったっけ?ってのもありました。 私が忘れてるだけ??シシィのソロってあんな曲ありましたっけ? あと、子役ルドルフが地球儀に乗るシーン、なんかめちゃでっかい本に 囲まれるシーンに変わっていて、これも前の方がよかった。ただ、 最後のシーン、あのシーンは、トートダンサーがいない!という点を 除けば、今回の終わり方って結構いいのかもって思ったりも。。。うーん、 でもただ単に「わかりやすくなった」って感じな気もする。。。 山口祐一郎さんはさすが!この方の存在感ってすごいです。一路さんは ちょっと今回は歌が残念な感じ。でもとてもお綺麗。フランツの鈴木綜馬さん 完璧。この人こそフランツ! ゾフィーの初風さんも大好き! ルドルフの 浦井君はとってもかっこいいけど歌に今ひとつパンチがない。。なので トートと一緒に歌うシーンとかではちょっと弱い。そして私が楽しみに してたトートダンサーは期待通り、もっと登場してほしいくらい。 そして女性アンサンブル(宮廷の侍従の人達のシーンとあの動きがとても好き) もかなり期待通りで大満足。村井国夫も登場機会少ないわりにはいい 感じのインパクトでした。そして高嶋政弘ルキーニ、要所要所での 観客の拍手があまりにも少ないっというか無いに等しいので、手拍子で 誘導してる感じがありました。そこらへんはいい感じなんだけど、 カーテンコールでのなんかぶすーっとした表情はいかんぞって感じ。 終わってみればやっぱいい舞台だった。でも前のバージョンを観たい。。 あと会場でエリザベートの10周年記念コンサートCDを買ったんだけど CCCDでパソコンで聞けなくてかなりショック受けてます・・・

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ 次は内野トートを観るぞ


劇団 I-CHI-MI 第11回公演
「さよなら×こんばんわ」
2004.03.21 (日) 千秋楽 下北沢「劇」小劇場 自由席 \3500
http://www.ajasun.com/ichimi/

沢木:是永克也
佃 :イジリー岡田
森本:小浦一優
岩尾:ヒロシ
津田沼:門田一雄
葉山:深見恭子
藤村:山野はるみ
前に東京笑い者カーニバルで GO-JAP を見た時に、なんて面白いんだ!ってすっごく気にいった記憶がずーっと頭の中にあって、そんなある日、その時一緒にいった友達に「GO-JAPの舞台があるんだって!」と声をかけられ、それは観たい!っと即決し、行ってきました。
「さよなら×こんばんわ」。このタイトルで、いったいどんな内容なんだろうと 思ってたら、これがいい内容なんですよ。昔から温められていた脚本という だけあって、最後の展開にはびっくりしましたね。いやーよくできてます。 笑いどころもめっちゃ多いし、また演技や表情がとてもいい! 個人的には今回の舞台はイジリー岡田が最高によかった。彼のおかげで 他の役者や主人公がはえるんですねー。しかも面白い。GO-JAPの是永さん、 小浦さんの演技とあの「校歌」も最高〜。あ、藤村役の山野はるみさんの あぁいうキャラも大好き。次の公演も是非いきたいです!

おすすめ度(1-10)→ 9.0
もう一度観にいきたいか→ 次の公演は絶対いきたい!


マシュー・ボーンのくるみ割り人形
2004.04.17 (土) 1階S3列24番 ゆうぽうと簡易保険ホール \12000

ヤフオクで譲っていただいていってきました。 席はなんと前から3列目センター(しかも定価以下)。でもこの席、普段 オケピがある席な気がする(S列ってそうなのかな)。S1-S3まで平たんなので 前の人の頭がもろ邪魔でしかも舞台を見上げる形になるので、逆に観にくい 感じもしました。でもダンサーの表情はとってもよくわかるので嬉しいんだけど。 くるみ割り人形は、大学の時オケでハープパートをピアノで弾いて ずっこけた思い出があるのですが、バレエで観るのは初めて。 まず最初の登場のシーンにびっくり。幕が下がってる状態で 開始早々役者さんが幕の前に一人づつ出てくる。3列目だと さすがに目があったような気もして・・こういう演出にはどきっとします。 そしてくるみ割人形役の男の人、人形のお面をとる前ととった後の 違和感がない!かなりびっくりしました。しかもかっこいい。 しかも足めちゃ長い。この方に見とれるファンも多いんでしょうねー。 全体としては、孤児院のシーンから1幕全体はいい感じだっと思ったのですが、 後半2幕あたりから、ちょっとおふざけ気味の衣装や演出が増えてきてびっくり。 特に、ヘルメットかぶった3人組のシーンは私的には「えーっ」て感じでした。 でもこれがマシューボーンワールドなんでしょうねー。 全体での踊りがあってもわざとバラバラに踊っていたりして、 バレエ自体の見せ場はあまりないように思いました。また、本当の ストーリーを知らないのですが、最後の終わり方にも唖然。でも面白いけど(笑) あとこの公演、普通バレエの公演だとバレエしてますって 感じの人が結構多いのに、この公演はミュージカル的な客層だったように思いました。

おすすめ度(1-10)→ 4.5
もう一度観にいきたいか→ ちゃんとしたくるみ割り人形を観たくなった


新・三国志III 完結編
2004.04.24 (土) 1階4列2番 新橋演舞場

素晴らしい! めっちゃめちゃ見ごたえのある舞台でした。 猿之助の急病によって主役になった市川段治郎、いいです、よすぎです! また、今回京劇の人が参加してるとは思ってなかったのも嬉しい誤算。 超高速回転アクロバットなどのパフォーマンスが、各幕の見せ場で 見せてくれました。この京劇のアクロバットをうまく取り入れて、 要所要所でびしっと決め、花びらの演出もスーパーサービスって感じ(笑)。 この演目、3幕構成で、11時開始で終わりが3時過ぎでなんと 4時間以上の長さ。。。途中30分&25分の休憩があります。 でも長いというよりも、これでもかこれでもかというくらい魅せて くれるという感じです。出しおしみをせず、あーもうめっちゃ満足 というまで満足させてくれる感じ。コクーン歌舞伎の時もそうだったなぁ。 市川段治朗はオーラがただよってるような魅力とその格の違いを感じました。 市川右近にも惚れますね男として。また、女方の美しさ、ほんとに綺麗です。。 それにしてもみんな鼻高いなー。。。 あ、あと私の席は4列目の左端だったんですが、段治朗が船で出立するシーンで、 私の席の後方で男性がひそひそと携帯をかけてるように聞こえけしからんっと 思っていたら、どうやらその人が、舞台上の船の進行方向をトランシーバで 指示していたようです。しかも船が花道を進んでいくではありませんか。 なかなか凝った演出でした。あと、馬もよかったなー(笑)。 ただ、レーザー光線、あれはいけません私的には。あれがなかったら10点満点。 ちなみに5月の空席を確認したら、5月は土日でも桟敷席や最前列が空いてる とのこと。これは観にいくしかないですね。しゅったつじゃぁー。

おすすめ度(1-10)→ 9.6
もう一度観にいきたいか→ 5月にもう一回観にいきたい


シカゴ・ブロードウェイミュージカルレポ


キャンディード
2004.05.11 (火) 千秋楽 3階1列47番 東京国際フォーラムC

今回は辛口です。キャンディードファンの方は読まないで下さい。。
よく舞台で劇中劇ってあるじゃないですか。大げさに演技したり少しふざけた感じで演じることも多い劇中劇ですが、このキャンディード、最初から最後までずーっとそんな感じの雰囲気を感じました。私には苦痛の3時間でした。。ざっとその理由を挙げると・・
・クラシックな曲とコメディ調の演出とコメディ路線でない俳優のミスマッチ
・キャスティングのミスか演出の下手さか、笑いをとろうとしてるセリフが随所に見られるが全く面白くない。
・進行役の辰巳啄郎の声の通りがよくなく聞こえづらい
・中川君のポップ的な声とと鵜木さんのオペラ的な声があわない
・舞台装置としての演出もつまらない
・途中客席に降りて何か集めていたが、強引に客を参加させて盛り上げている感じがしてとても不自然だった
・踊りは全く無い。また出演者全体での一体感といったものもなく、主役級何人かの個人と個人が時々絡み合ってるという印象が強い
・下手に下ねたを演出しすぎ。全く受けてない上に品位を完全に落としてる。
・わざとつまらなくストーリーを進行させてるようにも思えた。下手にふざけすぎな気がする
・バーンスタインのクラシック系の曲に強引に日本語の歌詞をあてはめてる感じがしてとても不自然。ただ、アンサンブルのハーモニーはよかった。演技や見た目よりも歌が歌えるキャスティングをとったのかな
ただ、役者一人一人を見ると別に全然悪いとは思わないんですね。演出の下手さにつきると思います。ミュージカルっぽさも全くなかったです。セリフを棒読みで歌ってる感じで(歌が下手ということではないです。曲と歌詞がリズムにのってない感じ)。。ミュージカルというものを見たことが無い人がこの舞台をはじめてみたら、多分ミュージカルってつまんないって思うんじゃないかな。 あと、千秋楽ということで最後は観客席は総立ちスタンディングオペレーションでしたが、うーん。。。ちなみにカーテンコールは何度もあり、派手な紙吹雪の演出や、裏方っぽい女性の登場(誰?)など、カーテンコールの満足度は高かったと思います(笑)

おすすめ度(1-10)→ -0.0
もう一度観にいきたいか→ 行かない。途中20分休憩の間に何度帰ろうと思ったことか


マクベス
2004.05.28 (金) 千秋楽 1階19列36番 新国立劇場 \19500

いってまいりました。初オペラです。今回はファントム好きの方に 誘っていただいていってきたのですが、その方から事前にいただいた メールが面白かったのでちょっと紹介します。

【オペラとは?】
  • お芝居を歌付きで上演すること。
  • 昔はお芝居くらいしか楽しみが無かった。  →なので、お芝居に詳しい人が多く、作品を知っていることを  前提として構成されているオペラが多い。マクベスもそう。
【ヴェルディについて】
  • 今回の「マクベス」はヴェルディというイタリアの作曲家によって作られました。
  • ヴェルディはイタリアを代表するオペラ作曲家です。
  • ヴェルディの作品の中では「椿姫」がいちばん有名で、これは最も人気のあるオペラ作品の1つです。椿姫はヴェルディの比較的後期(19/30作目?)の作品で、音楽性、ストーリィ性ともに優れています。
  • これに対して、「マクベス」は比較的初期の作品(10作目)で、大して有名な曲も無く、割と地味な作品です(泣
【原作のマクベスについて】
  • シェークスピアの戯曲で、4大悲劇のうちの1つです。
  • 物語は、マクベスが荒野で3人の魔女に出会うところから始まります。これは、めっさ有名なシーンです。※このシーンはオペラにも登場しますが、どういう訳か18人の魔女集団に増殖しています(謎
  • 最後のシーンの帝王切開云々のくだりもめっさ有名っすね。
【オペラのマクベスについて】
  • 上映時間は約2.5hrsです。
  • 4幕10場モノです。シェークスピアの原作は5幕28場なので、、半分以下に割愛されてます。これは、「原作はみんな知ってるだろうから、ポイントだけ演ったれ」っつースタンスで作曲されていることを意味します。→原作を知らないとかなり分かりにくいと思います。※原作のあらすじはこちら
  • マクベスは音楽的にはいまいちかも。恐らく、聞いた事のある曲はまず無いでしょう。
  • オペラは基本的には音楽を楽しむものなんですが、マクベスの場合はそのドラマ性により重きが置かれています。
  • このドラマ性ですが、具体的にはマクベス夫妻の心象スケッチが、その中心を担うかと思います。マクベス夫妻がどのように謀反を起こすのか、その心理状態がどのように変化していくのか、そして最後にはどのように破滅していくのか、などなどをヴェルディは描きたかったのでしょう。
【見所】
  • 1幕の魔女軍団登場シーンをどう演出するか?
  • 第3幕の予言を語る精霊をどう演出するか?
  • 第3幕のバンクォーの幽霊をどう演出するか?
  • 第1〜3幕まではっちゃけてたマクベス婦人が、第4幕でどんな風にダメ化するか?
  • ラストシーン(マクベスとマクダフの決闘)をどう演出するか?
  • 魔女軍団をトータル的にどう演出するか? - ストーリィ的には、1幕初めと3幕に登場するはずだけど、野田演出はどうも違うらしい。。

ということで、あらすじをきちんと把握していってきたのですが、 まず魔女の数がめっちゃ多い。30人以上いた気がする。 で、魔女がみんなベールをかぶっていて、その上に小さい 骸骨がのってる。これがなんだかコミカルにみえて逆に 少しふざけているようにも見えてしまった。1幕と2幕の 間に魔女が笑いをとろうとしたりしていたけど、あぁいう のはない方がいいなぁ。それ以外にも、舞台途中で、兵隊 のやりとりとかで、動きをわざとコミカルにして笑いを とろうという演出がみられたけどあぁいうのは私は しらけてしまうんだけれど。。。
マクベス婦人は、オペラ座の怪人でいうカルロッタの ような感じで、んー、私的に歌声は好きではなく、 とても綺麗な声には思えなかった。歌的には侍女と マクダフの声がいいなー。日本人の歌声ってやっぱ いいかも。今回メインの役者はみんな外人だったん だけど、歌声は、アンサンブルや精霊の歌を歌った 日本人の歌が全然よかった。声が澄んでる。 あとマクベス婦人が狂うという部分だけど、うーん、なんだか 普通に不眠症になってるだけって感じで発狂感が全然なくて残念。。。 一方、三幕の魔女が釜をゆでてるシーンはとってもうまく表現されてました。 今回のようにちょっと現代風の演出ではなく オリジナルのを見てみたいです。
あと、今回初オペラを観て思ったのは、オペラって ミュージカル以上に、一人一人の役者の個性(主に歌)や 演出の違いを楽しめるなぁと思いました。脚本は同じでも 演出によって全然違う。ミュージカルは基本的に同じ作品 はほとんど同じ演出(もちろん演出家が違うと変わるけど あんまりそういうのミュージカルではないですよね)なんですよね。 もちろんどっちにもそれぞれの良さがあると思うけど、オペラも いろいろと観てみたくなりました。でも高いんだよなー・・・

おすすめ度(1-10)→ 5.5
もう一度観にいきたいか→ 違う演出家のがみたい


INTO THE WOODS
2004.06.12 (土) 1階18列67番 新国立劇場(中) \6300(S)

うーん、宮本亜門の演出、個人的にはあまりあわないのかもしれない。。 今回を含め2回観ただけなんだけど「はやく終わらないかな」と思って しまう何かがあるのです。。。そう思った舞台ってこの宮本亜門のだけ なんですよね・・・うーん、役者は面白いし内容もいいと 思うんです。でもなぜか一幕が終わった時「これで終わりでいいやん」 って思ってしまった。。。なんなんでしょう。。演出とその雰囲気かなー。。
でてる役者さんもいい感じなんです。パン屋主人の小堺一機とその夫人役高畑さんの 演技は◎(小堺さん歌はいまいちだけど・・)。 そして個人的には若くて元気なSAYAKAや ジャック役の上山竜司さんが印象的でした。シンデレラ役のシルビアさんも 綺麗だった。。でも舞台全体になんか深みがないんですよねー。。。うーむ。。。 あと間が長い。。踊りがまったくない分台詞と歌中心なんだけど、ちょっと くどい箇所も多く。。。ううむ、やはり演出家との相性かなぁ。。

おすすめ度(1-10)→ 3.5
もう一度観にいきたいか→ オリジナルを観てみたい


PLAY WITHOUT WORDS
2004.07.10 (土) 1階A列12番 シアターコクーン \15000

結構前になにげなくとったチケット。 あまり意味もなくとってたので 「台詞のない舞台」というタイトル の意味さえも深く考えてなかったんですね。 で、幕が上がり、舞台がはじまった時、 「う、このまま最後までいくのか。  一言もしゃべらずに?」 と思い、この舞台を果たして 楽しめるのだろうかという不安を少し感じました。
内容は青年と、召使、お手伝い、フィアンセを めぐる人間関係を台詞なしで動き(ダンス)や 表情で表現するというもの。 ストーリー上青年は一人なんですが、舞台では その青年を3人の俳優が演じ、同様に召使 やフィアンセも3人の俳優が演じます。 この3組が演じる三者三様の人間関係も この演目の魅力の大きなひとつなんでしょう。
この役者さん達が常に踊っているわけなのですが、 あまりにも自然に踊っているので 逆にそれが印象に残らず、私としてはやっぱり 台詞つきでぴしっとしたダンスが入った 舞台の方が楽しめるなーと思いました。 そういう意味でもこの演目は、ツウ向けの 作品だと思います。風船もった女の子の「間」や、 シャツ姿の男性の意味や、召使のラジオに 貼られたゲイの写真や、最後の終わり方 などいろいろな疑問点も多いし、あまり 伏線みたいなものはなく、最後の終わり方も 「休憩後3幕に入ります」とアナウンス されても不思議でない終わり方でした。
席は前から4列目だったので役者の表情も かなりはっきりとわかったのですが、舞台の床が低く、 しかも床での演技が多いためかなり 観づらかったです。 でも一緒に行った舞台好きの友達は 「新鮮で演技がよかった」と気にいってた様子。 私は何も考えずに楽しむ作品が好きなんだなと 改めて感じました。 あ、あと結構SEXシーンなどを露骨に 表現するのかなとちょっと思っていたの ですが、全然そんなことはなく、そこら へんは結構まともでした。

おすすめ度(1-10)→ 2.5
もう一度観にいきたいか→ 話のネタにはいいかもね

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桜姫東文章 下の巻
2004.07.24 (土) 4階幕見席(立見) 歌舞伎座 \700

バイクで道を間違え新橋に迷い込んだとき、 歌舞伎座の前を通ったところで「幕見席」の文字がふと目にとまったんです。 すたすたと入っていくとなんと5分後に幕見席のチケット を発売するとのこと。しかもスーパー歌舞伎で見た 右近さん達がでてる。ということでチケットをゲットし、 満席だったので立ち見で1時間半ほど見てきました。
4階席だったので最初ちっちゃーいっとか思ったのですが (あーやっぱりオペラグラスはいつも持ち歩いておかねば・・) 進むにつれて舞台にのめりこんでいく自分がわかりました。
桜姫の坂東玉三郎、よい!面白い!最高!満足度も高い! 最後幕がひいた際、私はもう終わったんだなと思って 出ようとしたら係の人が「まだ幕終わってないですよ」と いってくださって助かったー。舞台ががらりと変わり 少し立ち回りっぽいのもあったりして、最後はちゃんと 主役人がご挨拶されるんですね。左右の桜の絵も綺麗でした。 1幕たった700円、これまたいきたいです! 幕見席に外人が多いのにも驚きました(4分の1位は外人)。

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ またいきたい

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宝塚歌劇 宙組公演「ファントム」
2004.07.25 (日) 宝塚劇場 1階4列15番 \8,000

宝塚のファントム、すでに全公演チケット完売。その人気の理由がわかる舞台でした。
劇団四季や海外でアンドリューロイドウェーバー(ALW)版のオペラ座の怪人は何度か観たんだけど、宝塚のファントムはストーリーの筋がしっかりしていて、しかもファントムの生い立ちも明らかになり、泣き所もあって、私はコピット版気に入りました!
例のシーンでは会場からすすり泣く女性の声多数。 確かに、いいシーンだ。でも悲しいなーこのストーリー。 ファントムの和央ようか、はまり役って感じでした。苦悩 見せつつクールなファントム。後半生い立ちが明らかになった 後はなぜか少し見方が変わったのも面白かったです。
唯一気にいらないのは音楽かなー。ALWよりもストーリーは好きだし、 劇中劇のオペラ作品も面白いし、宝塚版の方が私は好きなんだけど、 音楽が頭に残らない。。ドレミファソミソ〜(だったっけ)と歌う曲 (ソラシドレシレだろ〜っと私の絶対音感が叫んでおりましたが)とか。 ファントムの声、あのドレミファソの曲を教える部分だけちょっと 下手に聴こえたんですが。。あれはなぜだろう。。 クリスティーヌ役の花總まり、顔ちっちゃい!そして綺麗! 彼女のあの声質はめっちゃ好きです。ずっと聞いてたい。
2幕最後のラインダンスもとっても綺麗でした。 あ、そうそう、幕に書いてあったファントムのロゴ。 Phantom の a と n の間に どうしても「i」が 入っているように見えてしまう→Phaintom。私だけかなそんな人。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 今度は2階席で観てみたいな。

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42nd street
2004.07.30 (金) 東京厚生年金会館 1階5列43番 \12,500

夏にブロードウェイで観ようかどうか 迷って結局その時もう日本公演のチケット とってたしいいやと思って観なかった演目。
1幕が終わった時は、ちょっと期待外れか と思わされたのですが、 終わってみればよかったです! ストーリーはシンプルで、オーディション にきた女性がブロードウェイの主役を 射止めるというものなんだけど うーん、ストーリーに工夫や伏線は ほとんど観られず、そういう意味では ほんとに「タップ」でみせる演目ですね。
すごいのは出演者のほとんどがタップが できて歌えること。ハイヒールのタップ ってやりにくくないのかなー。でも二幕 のこれでもかこれでもかタップは、 みていて気持ちよかったです。
ただ!今回前から3列目だったんですが、 厚生年金会館の舞台、舞台上にライトが 置いてあって私の位置からはタップダンス をしている足首以下が全く見えない。 これはかなり面白さ半減です。ペギーの タップを音でしか楽しめないんです。 なので1階だったら10列以降、それか 2階席の方がいいのかもしれません。
カーテンコールのタップダンスもまたまた よかったです。で最後カーテンコールが 終わった後、私の足がふとオケピに自然と 向かったのですが、後からどんどんオケピ のまわりに観客が集まってきて、指揮者が 手拍子を促したりして、カーテンコール後 の一曲はとっても盛り上がりました。 あぁいうのはとても楽しい。 終わりよければ全てよしですからね。
歌の方はといえば、ペギーは歌も踊りも よかったです!マーシュもよかったのですが、 うーん、ブロードウェイの控えっぽい感じを 正直受けたかな。アンサンブルやオケピも。 全体の統一感や音楽にあってなかったり、 コミカルな部分がなんかあいたたたって感じだったり。 あと、タップダンスの際に床をひっかく「キキーッ」 って音がかなり大きくて嫌でした(これは調整のせいかな)。 オケピの音と歌のバランスもオケピの音が大きすぎだったし。
でも、終わった後曲がふと頭に残り、 最後のダンスシーンが気持ちよくて 頭に残ってるので、いいミュージカル だったと思います。

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ ブロードウェイメンバーでもう一度観てみたいな

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ジーザスクライストスーパースター
ジャポネスクバージョン
2004.08.08 (日) 初日 2階1列10番 四季劇場秋 \9,450

ジーザス・クライスト:柳瀬大輔
イスカリオテのユダ:吉原光夫 
マグダラのマリア:井上智恵
カヤパ(大司教):高井 治 
アンナス(カヤパの義父):喜納兼徳
司祭1:長 裕二 
司祭2:増田守人
司祭3:小林克人 
シモン(使徒):高 栄彬
ペテロ(使徒):賀山祐介 
ピラト(ローマの総督):村 俊英
ヘロデ王:大塚 俊 
この演目は2年ほど前にエルサレム版 をみてそこそこ面白かった記憶がある のだが、その時からずっとジャポネスク版 には興味があった。
しかも初日。先輩が初日2階1列目の チケットをとっておいてくれた。素晴らしい〜。 この演目、舞台装置はとてもシンプルで、 白を貴重としたシンプルな四角い舞台と 可動式大八車が数台。これらをうまく 使って演出している。
まず出だしのダンスがよい! 出だしがいいミュージカルは最高です。 全員が顔に歌舞伎役者っぽい塗りをして るんだけど、その塗化粧とあの和の要素 を取り入れた気持ちいいダンス、そして 和楽器をうまく取り入れた音楽、全てが 印象に残りました。よい。よいです。 ジャポネスクバージョンとても気に いりました。
役者もいい感じです。特に私のお気に入り の井上智恵さんがでてたのですごく 嬉しかった。ただ、歌い方はちょっと 保坂さんを意識されてた感じに思えました。 でも高音部はさすが、あの声大好きです。 ペテロとマリアのかけあいの部分、 うっとりでございました。。 その他ジーザスの柳瀬さん、 大司教、そしてそしてあのソールガールズ。 いやー、いいですねーソールガールズ。 ユダが最後の方で歌う曲のバックで 素晴らしいコーラスを披露してくれる ソールガールズ。健在でした。 今回はなんと茶坊主3人組でしたが、 とても気持ちいい高音。あれを聞く だめだけにもう一度いきたいくらい。 「傷つけてっ、ごめんなっさいっ」! この声が頭をよぎります。。
そうそう、あとはヘロデ王のシーン、 下村さんじゃなかったんですが、 なかなかいい感じでした。でもやっぱり 下村さんのヘロデがみたいなー。 で、このシーン、おいらんが二人いて うぉ、綺麗っとかおもってよくみたら、 男??、そう男性の方なんですねーどうやら。
今回気になったのは、男性の高音部の音が ちょっと耳につくくらい大きかった点。 これは多分技術的な問題だと思うんだけど、 後半は若干ましになりました。あとは シモンの声かな(永久にあなたを・・って 歌う部分)、うーん、この部分先ほどの 技術的な部分と声質的な部分があいまって 私的にはちょっと・・・
でも全体的な満足度はすこぶる高いです。 そうそう、最後帰りの電車で「大司教が ユダを問い詰めるシーン、司祭の持ってる 棒の先がマイクになってるの、わかった?」 と言われたのですが、そうだー、前その 事を聞いていたのにすっかり忘れてました。 次こそは確認したいと思います。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ もっと長くやって〜。もう一度いきたいー。

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Blast!
2004.08.21 (土) 3階3列39番 オーチャードホール \7,000

前にきた時もポスター見て「ふーん」と思って特に行こうとは 思ってなかったんだけど、知人が急遽都合が悪くなって引き取り手 に困っていたので、どんなものなのかなーと思って行ってきました。
この舞台、個人的に面白かったのは2箇所。 二人の打楽器が技をこれでもかこれでもかと披露して 最後は二人で掛け合いながら楽しく面白く表現する部分と、 打楽器奏者が次々でてきて舞台が暗転、 スティック部分が蛍光色に光ってその光をうまーく利用 したパフォーマンス。 この二箇所は次々に技が繰り広げられて、舞台装置の 使い方もうまく、うきうきしながら見てました。
ただ、それ以外の部分は、うーん、ちょっと印象が薄いかも。 金管楽器も打楽器と同様にいろいろ動きを取り入れながら 演奏したり、高度な技術を見せてくれるんだけど、 確かにうまいと思うんだけど、パフォーマンスとしての 魅力はどうかなーと。。。。また、アンサンブルダンスチーム の皆さんは、バトンそこそこ、アクロバットそこそこ、旗?そこそこと、 どれもそこそこのパフォーマンスかなと。。。どこかで見た ようなパフォーマンスのちょっと簡単そうなバージョンみたいな。 いや、失礼。ただ、オリジナリティさがあまりみれなかったのが残念。。
最後、カーテンコールが終わった後、演奏したまま 客席をぞろぞろ通って、ロビーにでていくのは いいんだけど、これだと真っ先にロビーにでた お客さんしか楽しめないと思うんですよねー。 これだったら舞台でそのままやってもらった 方がいいような気も。ただ、ロビーパフォーマンスが 終わった後、気軽にサインとか握手とか一緒に写真 をとったりしてたのはなかなかいいなと思った。

おすすめ度(1-10)→ 4.5
もう一度観にいきたいか→ 一回で満足だなー

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キャバレー
2004.08.26 (木) 1階5列25番 東京国際フォーラムC \12,000

前RENTを観にいった時、ちらしをみてそこまで面白そうとは 思わなかったんだけど、いい席がとれる とのことだったので 申し込んでしまった公演。
正直な感想としては、今日私の体調が悪かった せいもあるかもしれないけど 「どよーんとしててずしーんと重いミュージカル」 でした。
ナチス時代のベルリンのキャバレーを舞台に、 アメリカから小説を書きにきたという青年と キャバレーのショウガールとの恋や、 初老の大家とユダヤ人との恋などを中心に 繰り広げられる舞台。雰囲気は「シカゴ」にかなり 似てました。ううむ、私はこの雰囲気苦手かも。。。。
個人的には、ストーリーや内容に深みが感じられませんでした。 また、進行的にもちょっと勢いがないようにも思えましたね。 歌は基本的にピンで歌う部分が多いんだけど、 ショウガールの人の歌以外は今いちぴんとこず。。 大家やユダヤ人の人の歌も結構あるんだけど、うーん、伝わってこない。 演技の方では、進行役を努めるキャバレーのMCの 男性は結構よかった。2階観客席に向かって 「S席を買えない貧民共!」っていってたのは受けた(笑)。 でもそれ以外は。。。うーん、 いまいち。
でも舞台2階にいるオケピの人も舞台上で踊ってたり、 舞台がはじまる前から俳優が客席をうろうろしてて 観客と会話してたり(キャバレーって雰囲気だからかな)、 そういうのは新鮮でした。でも曲は頭に残らなかったなー。 そして、印象的だったのは最後の終わり方。ん?終わり? みたいな感じで客席からしばらく拍手は全く起きず、私もしばらく ぼぉーっとしてました。その時の雰囲気がなんかすごく どーんと重かったので、客席をたつ腰も重かった。 なんなんでしょうあの重さは。。。。
でもこの舞台、演じる俳優の力量でかなり印象が変わる ような気もします。そういう意味では超一線級の俳優 という感じがしなかったのが残念だったところかも。

おすすめ度(1-10)→ 3.5
もう一度観にいきたいか→ あんまり好きじゃないのでもういい

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ミス・サイゴン
2004.09.18 (土) 2階L列21番 帝国劇場 \4,000

かなりよいと聞いていたのですごく期待値 は高かったのですが。。。。

個人的には消化不良でした・・

まず舞台以前に、台詞が聞き取りにくく小さい。 歌詞のせいもあるかもしれないけど、 音量的にオケが役者の声を上回ってるところが 結構あった気がします。うーん、でもこれって 私が2階最後列でみてたからかなー。。

また、舞台全体にわたって歌が多いんだけど、 なんていうんでしょう、私が当初ミュージカルが 嫌いだった理由「台詞を歌で表現する」ってのが かなり顕著に感じられてしまいました。。。 なんなんでしょうねこれは。例えば短い返事の 部分を大幅な高低さをつけて歌ったり。。。 うーん、あとまー生の舞台から感じられる 一体感というかそういう雰囲気みたいなのが あまり伝わってきませんでした。個々のシーン の連続みたいな感じ。。。 ううむ、これも二階席最後列だったからかなー・・・

役者さんも、まず坂元クリスは、うーん、 坂元さん、四季のライオンキングで観た時ほれたんですが、 その後の舞台では、なんか変にコミカルな演技とか、軽い 感じになっちゃって、あと声の質も四季の時より高く細く なっちゃったんじゃないかなーと感じたりも。 今回も線が細い印象でした。 エンジニアの橋本さんは味はあるんだけど、のりがなんか 吉本新喜劇のように軽く、かといってちょっと無理してるような 感じもして、こういう少し重めのミュージカルの中では少し 浮いてしまっていた気も。。市村さんだったらコミカルさを だしつつしっかり地面に足がついてるのかも(みてないけど)。 高橋由美子さんは、いつもの声の張りが今日は全然なく、 高音部も結構外されてたような。。

そんな中、松たか子はよかったです。かなり肌露出度の 多い役ですよね。ベッドシーンはどきっとしました。 でも彼女の声質はとても好き。ただ時々すっごく音量が 小さくなってとても聴こえづらくなってたのが残念。

ニ幕は、一幕と違って動きがかなりあったんだけど、内容 的に感動したというよりは、なんかヘリコプターの舞台装置とか ストーリー上の盛り上がりにごまかされたまんま、 最後のカーテンコールに持っていかれた感じがしました。。 歌の見せ場、踊りの見せ場、演技の見せ場、 そういう印象的なシーンがあまりなく、 また曲も私的にはいまいちな気がしましたけどねー。。。 ま、あくまでも私個人的な感想です。 私の前の席のご婦人の方々はかなり ご満足&ご機嫌でしたし、 ネット上の多くの方は絶賛されてるみたいなので。。

おすすめ度(1-10)→ 4.0
もう一度観にいきたいか→ エンジニア市村さんで、クリスは坂元さん以外でも一度見たい。

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カヴァレリア・ルスティカーナ / 道化師
2004.09.23 (木) 2階1列3番 新国立劇場 \9,450

カヴァレリアルスティカーナと道化師の 二本立てのオペラ観劇。初台を去ること になってからオペラを観始めて、なんだか 少し複雑な気分。自宅から徒歩3分なんですよね。
さて、その演目は、まずカヴァレリアの方は、 ストーリーがとてもわかりやすくて面白い。 事前に予習をしてなくてもとっても 楽しめました(本当は予習をしたつもりだったん だけど間違えて道化師の方のDVDをみてた)。 歌からも感情とかがとってもよく伝わってくる感じ だし、 アンサンブルのコーラスとかも綺麗で、 満足度の高い公演でした。ただ、村娘役の サントゥッツァを演じてた人が、結構なおばちゃんで、 主役トゥリッドゥの母親役とのシーンではどっちが 村娘でどっちが母親かわからなくなったりも。。
あと、今日思ったのは、同じ白人同士で役組むと、 時々すごく似てたりしてどっちがどっちかわかんなく なったりするんですが、恋敵が片方外人、片方日本人 だったりすると、とっても明確に分かって私のような 素人にはぱっとみとっても理解しやすくてよいなとも 思いました。
また、カヴァレリアに使われていた曲で、サントゥッツァがアルフィオに 不倫をばらした後に悲しく肩を落とすサントゥッツァのバック で流れる曲、すごく聞き覚えのある曲でした。この曲が ますます好きになりました。この曲なんだろう。
そして休憩後は二本目の道化師。こちらは、最初にちゃんと 役柄関係を把握してないと、後半の劇中劇の面白さが 半減してしまうというもの。私は昨日予習をしたにもかかわらず (引越準備しながらだったのであまりよく見てなかったかも) トニオとカニオの関係がよくわからなくなってしまいました (トニオとカニオがなんか似てるんですよねー)。 でもなんとか最後の方はわかった気になってました。
そうそう、劇中劇が23時から公演しますという部分、 これまたすごい時間からやるんだなーって思ってたら 夕方7時くらいのことらしいですね。字幕で23時って 出るから??って思ってしまいました。
終わってみれば、両方とも作品の上演時間は1時間少々と短いし、 わかってみればわかりやすいストーリーで、 作品の見ごたえ度も十分あると思います。 個人的にはカヴァレリアの方が好きだな。

おすすめ度(1-10)→ 7.5
もう一度観にいきたいか→ 全く違うキャストでみてみたい

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ラ・ボエーム
2004.10.09 (土) 2階1列 新国立劇場

暴風雨がきそうな中、新国立劇場にて オペラ「ラ・ボエーム」観劇。 作品の内容は、あらかじめ貸してもらった 漫画で頭に入れておいたのでばっちし。
いざ始まると、最初の出だしはなかなか いい感じ。出だしがいい舞台はいいはず という期待と共に舞台を見つめる。。
オケの音が大きく台詞が結構掻き消される。 ミュージカルはマイクで拾ってるけど オペラって生声なんですね。ということは 席の位置によって聞こえるバランスかなり 変わってきますよね。新国立劇場の一番前 と一番後ろではぜんぜん違うはず。。
さてこの演目、ストーリーはとてもわかりやすい。 RENTってラ・ボエームを一応ベースにしてるん ですかね。クリスマスとかミミとかストーリーとか も見ててかぶって面白かったです。
男の歌手さんたち、結構ハンサムで個性的 でなかなかよい。歌もそこそこいい感じ。 で、女性陣が。。ミミはふくよかすぎ。。。 そしてムゼッタは華やかなオーラがない・・ 思うに今回の配役、ミミとムゼッタを 入れ替えた方がよかったのではと思うくらい。
ミュージカルって容姿などの見た目も結構 配役に影響すると思うんですが、オペラは 「歌」がかなり重要なんですね。でもそれは それでまたそのギャップを楽しめたりして 私的には面白いんだけど。
そして驚いたのは二幕、人多すぎ。 あんなにたくさんいる必要あるのかと 思うくらい多い。子供もたくさん。 しかもこの二幕にしか出てこない。 うーん、もーちょっとバランスって ものがあった方が。。
あと、カーテンコールがしつこい。。。 観客の盛り上がりでカーテンコール するなら嬉しいんだけど、「必ず」 カーテンコール、しかも休憩前の幕 の終わりには必ずカーテンコール ってのもどうかと。。。
最後の4幕の熱演 はなかなかよかったです。ただ、ブラボー ってさけびたくなるまではいかず... といろいろ書きましたが、こういろいろ 書きたいことがあるってのはある意味 いろいろ感じたのでいってよかったなーと 思ったりもしてます。オペラの観劇経験 も積んでいきたいです。

おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ 違う演出とキャストで観たい。

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南十字星
2004.10.11 (月) 1階4列24番

今日は劇団四季の新作オリジナルミュージカル 「南十字星」を観て来ました。 舞台チケット譲渡掲示板で譲って いただいたかなりの良席(実質2列目通路側)。 しかも定価以下で譲っていただきました。
泣きました。ほんとに。よい!よい作品でした。
1幕は、メッセージ性が強すぎる風に感じられたけど、 2幕では、あぁあの1幕があってこその2幕なんだなと 思わされる展開で、役者さんの発するメッセージが自然に 胸にじーんと伝わってきました。特に最後の監獄での あの語りのシーンは見事としかいいようがないです。
歌や踊りが中心のミュージカルというよりは、 台詞や演技力を中心とした演劇的要素が強い作品 のような気がします。俳優座のお二人の役者さんも そういう意味ですごく存在感が大きかったと思います。
音楽の方は、李紅欄の音楽がかなり頭をかすめる 旋律でしたが、うーん、あの河の歌はいまいち好き ではないかなー。でも終わった後頭の中にがんがん 響いてたけど。
ちなみに日本人・インドネシア人・オランダ人役が 全員日本人顔で同じ背格好なので、役柄を把握する のに少し苦労しました。
この作品、2回観たい!っとは思わないけど、 一回は観ておいた方がいい作品だなと思います。 ちなみに悲劇なので、異国の丘と同じく、帰り道 の足取りはめちゃくちゃ重くなる作品です。
そうそう、舞台の上で水を使ったりするんですが、一階席からは ほとんど見えませんでした。舞台装置と照明を堪能するには 二階席かな。

おすすめ度(1-10)→ 8.0
もう一度観にいきたいか→ 2階席から大平敦子さん版を観たい

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しずくまちb「はなびらの骨」
2004.10.14 (木) 下北沢駅前劇場 前売\3,000
http://www.sizukumachi.com/

一緒にお仕事をしている会社の方が役者さんとして 下北沢の舞台に出るということを耳にして、ぜひ 観たいと思い、いってきました。
劇場は百数十名くらいの客席の小さめの劇場。 うん、演劇はこのくらいの大きさがいい。でも この舞台、なんと舞台上右手にも客席があり、 しかも左奥にオケピまである。オケピも チェンバロ(?)、ピアニカ、ヴァイオリン、 チェロ等の生演奏。
休憩無しの1時間45分 (この劇場の椅子、この時間ずっと座り 続けは少しつらい。そういう意味では 途中少し休憩があってもよかったかも)。 でもこの劇場のこういう独特の雰囲気、好き。
最初の出だしはぬいぐるみを使って、 しかもちょっと話がややこしそうで、 「ん?もしかして複雑なお話?」 と少し構えてしまったんだけど、 物語が展開するに従い、個性豊かな役者さんたちが その複雑そうにみえた話をどんどん わかりやすく紐解いていく展開で、 次どうなるんだろう次どうなるんだろう と思いながら、役者さんの迫真の演技や 目の動き、挙動などをとても楽しめました。
しかもこの作品、オリジナルなんですね。 すごいです。先がなかなか予測できない展開 で最後まで一息つく暇がありませんでした。
ただ、「ん?あれは結局なんだったんだろう?」 という疑問が残った状態で幕が降りたので、もしこの舞台、 一人で観ていたらちょっと消化不良という印象が残ったかも。 一番思ったのは、なぜお母さんを○○したのかかな。。 最後の暗転の後、まだ続きがあるかなってちょっと 期待してしまったくらいなので。 でも、今回私は数人でみてたので、「あれは あぁなんだよ」「そっか、そうかも。でもこうかも」 みたいに、謎解きができて、逆にそういう楽しみ方 があるのかもなーと思ったりしました。
こういうまた次回作をみたくなる劇団と出会える のって嬉しいです。アンケート書けばよかったなあ。

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ はなびらの骨が再演されたら是非観たい

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ウィーン・ミュンヘン観劇レポ


オペラ座の怪人 ケンヒル版
2004.11.10 (水) 初日
東京厚生年金会館 1階7列23番


期待していったのですが。。。
ALW(ロイドウェーバー)版やコピット版 と同じようなものを期待してはだめだという ことに2幕途中で気づきました。
以下、ネタばれ&個人的主観ばりばりですので、
嫌な方は読まないで下さいませ。
1幕の最初の出だしは、ウィーンの エリザベートを100としたら、今日の舞台 はマイナス100。そのくらい出だしは興味 をそがれました。美術はしょぼく、音楽がほとんどなく、 雰囲気ぜんぜんなし、盛り上がらず、 ミュージカルって最初がすごく大事と思うんだけど。。
また、最初にピンで登場するバレリーナジャムは、 少しむっちりした方で、結構コミカルな演技が 多かったんだけど、笑いをとるにしては 中途半端なスタイルだなと思ったり。。。
この1幕が終わった時、「これで舞台終わったのかな?」 と思えるくらい、よくわかんない形で終わりました。 観客席もしばらくシーンとしてましたし。。
コミカルな演技が多いわりには、演技がいまひとつ なように思いました。その割にはクリスティーヌ以外は 歌がいまいち。なんか中途半端なんですよね。 ジャムにしてもマダムジリーにしても支配人にしても。。。 そして音響、PAは最悪。 マイクは飛ぶし、高音の音は割れるし、オケでなく録音 だと思い込んだくらい最悪でした。はもりの部分なんて 聴いてられませんでしたから。。特にファントムが歌う 部分でのマイクは割れまくり。。。
ストーリーに関しては、うーん、まーこういう オペラ座の怪人もあるのかなという感じ。原作には 近いようだけど、コピット版の方が全然いいな。 曲に関しては、圧倒的にALW版がいいな。今日の舞台は ぶつ切りって感じの曲が多くて私的には不快でした。
ただ、拳銃を構えるところや、ウール100%など、 ドリフのコント的な乗りでみるとそこそこ楽しめる と思います。
おすすめかといわれれば、おすすめしません。 でもこんなオペラ座の怪人もあるんだという ことで一度はみておいてもいいかも。

おすすめ度(1-10)→ 0.01
もう一度観にいきたいか→ みません

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上海 J'triangle
2004.11.27 (土)
築地本願寺


GREEで知り合ったダンサーの方が 出るということで、東京アンテナコンテナ の旗揚げ公演「上海 J'triangle」 を観にいってきました。
これ!なんと!劇団I-CHI-MIの方々が 解散後に再び立ち上げた劇団だったんですね! パンフレットもらって気づきました! 前に劇団I-CHI-MIの公演観てもっと みたいーっと思っていたらその後解散 したと聞いてショックを受けていたんですが、 こんな形で、しかも旗揚げ公演を観れる とは感激。。
休憩無しの2時間の舞台。 場所は築地本願寺の小さな劇場。 舞台は体育館のような感じ。 満席でした。 最初の前説で「コメディとしてみて下さい」 といわれてたので、力を抜いてリラックス した状態で舞台がはじまりました。
面白い!ってか、脚本と演出素晴らしすぎ! 中心となる3人、イジリー岡田さん、小浦一優さん、 下平ヒロシさんはもちろんのことそのまわりの人 たちの個性がとてもいい〜。 特にジェイソンハンコックさんと勅使河原総見の 菊池均也さんが最高〜。 しかも声がいいんですよね。ジェイソンさんは 連続バク転とかしちゃうし、もうエビカニ三昧の 曲のところでは私、笑い転げてました。 あの曲最高です。あれ観るためにもう一回いきたいくらい。
歌あり、踊りあり、タップあり、笑い満載、そして ストーリーがしっかりしてるのも大きいと思う。 わかりやすいし。。それに加えて生なりのアドリブ が随所にあったりして、例えば誰かが台詞を噛む とすかさずそれにつっこんだりしてめっちゃ面白い。
最高の2時間でした。ってか、ミュージカル、演劇、お笑い といったカテゴリを意識しない、これぞエンターテイメント だって感じの舞台。次回公演は必ず観にいきたいです。 明日も後輩の演奏会がなかったら多分行ってた。。
教えてくれた吉丘さんもダンサーとしていろんな衣装で 登場されていて、みていて楽しかった。寿司の歌のところ の衣装とかも面白かった。
今日はイジリー岡田さんかなりファンになってしまった。 そして小浦一浦さんの脚本力に脱帽。。イジリー岡田 さんとの絡みもめっちゃおもろいし。 3月の若手公演、6月の第2回本公演、行きます!

おすすめ度(1-10)→ 10.0
もう一度観にいきたいか→ 当日券があればそのまま夜の部も見たかった


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卒塔婆小町
2004.12.26 (日) 19:00
新江戸川公園


しずくまちbという劇団の公演に いってきました。前回の花びらの骨 という公演がすごくよく、出演されている 役者さんの個性も好きだったので、 お気に入りの劇団の一つです。

今回の公演は、新江戸川公園という 職場のすぐ近くなのに場所がちょっと わかりにくいところで、最初バイクで 椿山荘の方から行こうとして結局行けず、 都電早稲田駅から行ったのですが、 すっごーく暗くて静かなところがある んですねー。でその中におっきな旧家 みたいなところがあって、その2階の一室 で卒塔婆小町を観てきました。畳の上に ざぶとん。舞台の後ろには窓の向こうの ライトアップされた木々。いいですねーこういうのも。 中央前から二列目通路側を確保しました(笑)。

さて、この卒塔婆小町、三島由紀夫の作品 らしいんですが、うーん、40分位という非常 に短い作品だったんですが、うーん、なんで? と考えさせられるところが多い作品なんですかね。 いろいろわからないことだらけで、終わった後の 消化不良感は否めないのですが、ハープや ピアニカ(うまかったー)、ボンゴなどの 演奏陣がやたらにうまく、また3人の役者さん の個性もよく出てたので楽しめました。 ただ、ちんどん屋みたいな女性の方の台詞 の内容はどうも個人的に??でした。 フランスから発展してしゃべりまくるところや いちゃいちゃカップルのシーンなど、なんか 本筋から浮きまくっていた気がするのですが。

おすすめ度(1-10)→ 3.5
もう一度観にいきたいか→ 正式公演の際にはまた観てみたい

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NODAMAP 走れメルス
2004.12.29 (水) 14:00
シアターコクーン 2階B列


オケピ.comで譲っていただき、 渋谷シアターコクーンで今年最後の 観劇をしてきました。
野田秀樹「走れメルス」 終わってみてのまず感想。
最初は、う・・もしかしてこの変な コメディみたいな乗りで最後まで いくんだろうか。。。活舌悪くてあまり 明確に聴こえないし(これは台詞が 速すぎるから??)。。。って思って たんだけど、終わってみたら、 なんか変な満足感があり、途中から その展開の速さとテンポ感と独特の 雰囲気が気持ちよくもあり、最後は なんかしらないけど満足してました。
ストーリーは、説明しろといわれれば 説明できないくらいなんかよくわからない。 途中でわかったような気になったかと思えば 完全に裏切られてあれ?あれ?って感じで ひっくりかえっていったりして。。 でもなんか複雑なんだけどいろいろと 話が繋がっていそうでよくできた脚本 なんじゃないかって気にさせられるのが不思議。 演出も、結構自由な感じにみえつつ、いろいろと 考えてそうな感じで面白かったです。
で、野田秀樹さん自身も役者で出演 してるんですが、お元気ですねー。いい 味出されています。また、深津絵里さんと 小西真奈美さんがとーってもよかった。あれ だけのマシンガン的な台詞と、その抑揚 の使い分け、見事でした。圧倒されてました。 小西真奈美さんの大阪弁指導が濱田マリって 書いてあったのはちょっと笑った。濱田マリさんも 出演してはったんだけど、身軽なんですねー。 あまり台詞は多くなくて残念でしたが。。
続けてもう一度観ようとは思わないけど、 また次回上演される時はいってみたいです。

おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ 次回公演の際はまたみてみたい


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