2000 】 【 2001 】 【 2002 】 【 2003 】 【 2004 】 【 2005 】 【 2006 】 【 TOP

オススメ→ 定価以下限定のチケット掲示板「オケピチケット救済サービス」


白鳥の湖
2005.1.8 (土) 15:00
東京文化会館


コレーラ&マーフィーと牧 阿佐美バレヱ団 による白鳥の湖を東京文化会館で観て来ました。 オケは東京フィルハーモニー交響楽団。 なんと最前列!ただ、最前列ってオケピは 全く見えず、指揮者も頭の上しか見えません。 でも役者さんの顔ははっきりみえて大満足。

1幕、村娘達の踊り、実はちょっと退屈・・

休憩なしの2幕、ここからは好き! 白鳥達が登場して、あの有名な4羽の 白鳥の踊りとか。(ただ、足を上げる時の高さが、 左端の人だけずーっと低いのがちょっと残念だった)

そして休憩後の3幕。 黒鳥や王子の32回転のフェッテのシーン、いいですねー、 あの音楽とあの振り付け、ほんとに最高〜。 やっぱ白鳥の湖いいかも。 ちなみに白鳥と黒鳥は同じ人が演じるって わかってたはずなんだけど、別人やーんって 思わされてしまった。お見事!

最後4幕。 白鳥がとーっても綺麗! 白鳥達が悪魔(悪魔っぽくないぞー!)をやっつける シーンは横一線に揃った動きなどが めちゃめちゃ綺麗でした。 背の高さとかって皆さんほとんど一緒なんですねー。 いやー圧巻でした。

で、最後の最後に湖に身を投げた王子とオデット姫 が、なんか「白鳥号」みたいな舟にのって幸せそうに 出てくるんですが、ハッピーエンドってことをいいた かったのかなー。ま、あれはあれでいいけど、もう ちょっとドラマチックに終わって欲しかったな。7.5点。

それにしても、3幕が40分でその後20分の休憩を はさんで最後4幕が20分って・・・・それだったら3幕 と4幕続けてやってよーって感じなんですが、これは ダンサーがしんどいから?それとも休憩で稼ぐため??

あと、この東京文化会館、クロークの段取りが悪すぎ。 場所や構造的にも欠陥だらけって感じはしたけど、 とにかく時間がかかりました。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 次回公演はまた観てみたい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/203


サウンドオブミュージック
2005.1.10 (月) 13:30
厚生年金会館


映画では観たけど、やっぱこの作品はミュージカルでも 観といた方がいいかなーって思ってたんだけど、 ポスターがあまり面白くなさそうだったので、そのまま 忘れてて。。。そんな時、オケピ.com でマチネが良席で投稿されてたので、譲って もらっていってきました。

さて、で、肝心の公演。うーん、またちょっと 辛口感想になってしまいそうなので、まだ観てない 人は、作品を観た後に、読んでやって下さい。

まずマリア。。。歳が。。。原作って18歳ですよね。 その倍くらいで「おばちゃん」って感じのマリア。。 ミュージカルで上演する時はそういうキャスティング にするんでしょうか。。声も、はりがある声ではなく (ただ、悪くはないです)、なんか私のイメージ してたのと違いました。。おてんばって感じじゃなくて しっかり母さんって感じ。。

他の出演者も、声や演技もなーんかいまいち。 唯一ソフィーの声だけは好きだったんだけど。 子供達は、一番下の子以外はキャラが薄い。。。 歌もいまいち。。一番上の子(配達の子と恋愛する娘)も ちょっと他の兄弟と年齢差ありすぎちゃうんって感じだし。

うーん、あとはストーリー的にも最後の中途半端な終わり方 は消化不良ですねー。え?終わり?みたいな。。

ひとことでいうならば演技も内容も歌も 「堅くて真面目」って印象かなー・・・

私の大好きな My Favorite Things も全然伝わってこなかった。。 今回この公演を観て、私の中ではサウンドオブミュージックの My Favorite Things じゃなくて、「JR西日本のテーマ曲」 という位置づけになりました。

あと、今回の公演、親子連れがとってもたくさんいました。 男子トイレも女の子を連れたお父さんであふれかえっていたし。 でもこの作品、子供はどう思うのかなー。 上演中もあちこちで子供の声が聴こえてたし、「ドレミの歌」 以外は、小さい子供には全然わからんのちゃうかなー。 全部英語ですよ。しかも字幕は左右の端にあってめっちゃ 見にくいし(これなんとかならないんですかね。これなら まだ前の席の後ろにボードつけるか、外国みたいに舞台の 上に字幕版つるしてくれた方が見やすい気がする)

それでも、「小さい時にこの作品を観た」という事実が大事 だったりもするんですかねー。ううむ。でもそれもあるかもなー。

なんかマイナスばっかですが、この作品もネットの 感想読むと◎な人もいるし、人それぞれだと思いますし、 いろんな意見、教えてくださーい!

おすすめ度(1-10)→ 4.0
もう一度観にいきたいか→ キャスト、演出が変われば観て見たい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/205


アレグリア2
2005.1.22 (土) 16:30
原宿新ビッグトップ


シルクドソレイユはラスベガスで2公演観た んだけど、今回のはまー話題だし観てみる かなーと思ってとってしまったチケット。

SS席なのに前から16列目。ううん、最前列 と同じ金額ってのは納得できない。しかも 左前の席の人背高すぎ。椅子の高さを調節できない もんですかねー。。

さて、開場が1時間前だったのは、舞台の中を ピエロの人とかが歩き回ったりするパフォーマンス があったからなのかなっと開演5分前について 思ったりしてました。これはラスベガスの時も一緒 でしたね。ラスベガスの時の開演前パフォーマンス は面白かった。ハゲの人の頭をつるつるなでたり ポップコーンを客の顔にぶちまけたりしてましたからね。 さすがに今日はそういう手荒いことは全くなかったです (ある意味つまらん)

さて、で、いざ開演。うーん、出だし、いまいちです。 舞台って出だしが肝心だと思うんだけど、開演前の パフォーマンスの続きなのかーってくらい活気のない出だし。

そして最初のアクロバットは空中ブランコなんだけど、 丈夫そうな救命ロープがついているのでいまいち感動せず。

でもその後、舞台が割れてトランポリンがでてきて バク転技の連続になった時に、あぁきてよかったーって 思いました。これ観るの大好きなんです。なにしろみてて 気持ちいい。あの高速バク転がめちゃめちゃ好き。 サービス満点でやってくれました。

あとは綱渡り(はしごを使ったバランスには感動!)と 新体操(綺麗!)とバーを使ったアクロバット(アンコール!) が印象的だったんだけど、私はあのアクロバット技の間 に舞台上で行われる二人のピエロの演技がどーしても 好きになれない。これ、ラスベガスでもそうだったんですよね。 なんでここでピエロをもってくるんだろう。しかもベガスと一緒 で間が非常に長い。ただベガスの時と違って結構笑いのツボ はよかったんだけど、それにしても時間とりすぎ。

後半はベガスで見たMystereとほとんど同じだった こともあり、またちょっと同じようなテンポでアクション が繰り広げられたので眠くなっちゃったりしてました。

あと、アクロバットのダンサー達は素晴らしいんだけど 時々出てくる衣装を着飾った貴族風の人とか腹の出た ピエロ風の人とか(2人のピエロとは別の人)は、なーんか 中途半端な動きといいその存在意味が最後までわからず。 その点ベガスの Mystere は一人の女の子(この子の アクションがまたすごいんだけど)を中心として、一応筋 っぽいのがあって楽しかったなーと思ったり。

おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ うーん、一回で満足。

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/daily/200501/22


コーラスライン 千秋楽
2005.2.27 (日) 13:00
四季自由劇場


前から行きたいって思ってたんだけど、なんだかんだ で取り逃していた四季のコーラスライン。またまた オケピ.com で管理人自ら 問い合わせページを使って一ユーザとして 譲っていただいちゃいました。 しかも千秋楽!しかも初自由劇場♪

自由劇場がどこにあるか知らなかったんですが、 四季の秋のちょいと横って感じですね。劇場の中 の雰囲気は秋にとっても似てました。

さて、今日が千秋楽のコーラスライン。 (私にとってはこれが所見だったので初日なのですが)

出だし、なかなかよい出だし。出だしがいい ミュージカルって期待しちゃいます。 しかも2階3列目なんだけど全然舞台の俳優さんたちの 顔がはっきりみえる。自由劇場いいですねーこの距離。

おかげで、個性的な役者さんたちのダンス、 とても楽しめました。一番目をひいたのは 高久舞さん。なんか漂うオーラと存在感がありました。 コンタクトの黄色いドレスの女よりも、こっちの方がいい!  歌がちょいとだけ残念ではありましたが。。

加藤敬ニさんは、最初は踊ってましたが、途中から (二階席にいる私にとっては)声だけになってしまって。。 一階のどちらかにいらっしゃったのでしょうか?? でも今回の出演者の方たち、みんな個性的でいいですね。 とても楽しめました。シーラの八重沢さんの熱演もよかった。

私は最初だけにでてきた(?)ずっと下向いてた人、 あの人にはオーディションに残って欲しかったんですが・・・ ボビーの道口さんは夢醒めとなんかキャラがちょっと かぶってる感じで楽しめました。 で、今回所見の私は??ってところも多く。。。たとえば

 ・なんで道口ボビーは八重沢シーラと仲がいいの!?
 ・なんでキャシーはみんなで踊って歌うシーン2回とも
  一人だけ全然歌わなかったの??
 ・最初の審査で落とされた人はあの後出てきてない?
 ・オペラ的歌い方する筋肉むきむきの人は誰?(緑色の服)。

今回はじめてみる出演者の方も多かったので、途中 キャスト表をちらちらみながらみてたんですが、いやー 今振り返ってみると全然わからない。。

それにしても今回の舞台、2時間20分で休憩なしってのは長い! 途中、田邊ポールのシーン、よいシーンなんだけど間が めっちゃ長い。。。いや、いいシーンなんですけどね。。

吉沢梨絵さんは私の中ではもうずっとソフィーなんですが、 この方キュートといいますか、なんか整ってますよね。。

で、終わってみて、うん、よかった!って思えるんだけど、 リピートは微妙かも。なんか消化しちゃった感じで。 ストーリーにおおきな盛り場があるというわけでもなく (後半事件がおこりはしますが)、キャッツの猫の紹介 ってストーリーにちょっと似てるなと思ったりも。 ジェリクル舞踏会もまーいってみればオーディションみたいなもんだし。 でもキャッツはあの世界観にはまってしまって何度も リピートしてしまうんですよね。マンカストラップ、 グリドルボーン、ミストフェリーズ、ラムタムタガーに 会いたい!みたいな。。。。あーキャッツみたくなってしまった。。

千秋楽のカーテンコールは、とてもとても長かったです。 何度も何度もありました。それぞれがペアで 腕組んで帰って行く中、田邊さんだけが舞台端にもたれ かかってそれをじっと眺めてて、最後に帽子をふりふり しながら舞台袖に消えてくっての、あのカーテンコール まではいつもあったのかな。。

久々に四季の舞台をみて、毎週みにきたいなって思って しまいました。

おすすめ度(1-10)→ 6.0
もう一度観にいきたいか→ 違うキャストでまたみてみたい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/254


魔笛
2005.3.4 (金) 18:30
新国立劇場オペラ劇場 3階4列45番


初台の新国立劇場で二期会による「魔笛」を 観てきました。魔笛は昨年末にウィーンで観て めっちゃ気にいった作品の一つ。夜の女王のアリア とパパゲーナ&パパゲーノが大好き♪

会社をはやめに抜けて、いってまいりました。 席は3階の最後方。なんだけど、舞台の雰囲気は よく味わえました。よかったのは1階席に比べて 字幕が比較的みやすいかもって思ったこと。 あんまり首を動かさなくてもいいかもって思いました。

さて、この魔笛、ずばり、いってしまえば、なんか ウルトラマンがテーマなんだろうかと思ってしまったくらい ウルトラマンを感じてしまいました。まずパパゲーノの 鉄琴に魅せられて集まってくるのが、カネゴンやら レッドキングなどの怪獣。。かぶりもんしてそのまんま怪獣。 なんなんだろう、円谷プロが協賛!?って思ってしまったくらい。 天使3人の衣装も科学特捜隊の服に似てるし。王様が挙手を 求めるシーンでは、挙手がスペシウム光線に見えたし。。。

っという感じで、随所にかなりいろんな遊び心が見えた舞台 でした。前半のこういう演出には正直ちょっとひいちゃったん だけど、2幕で「危険です!お下がり下さい!」という黄色い サイレンがオケピからでてきたあたりから、面白いって思い はじめ、その後のパパゲーナが自殺を図る木のおっちゃんが かなりふざけたキャラだったり、パパゲーノと看守(?)の人 のやりとりもかなりコミカルで面白かった。ちょっとまったー ってのもよかった。

とにかく一幕一番最初の登場シーンが、いきなり背中に日の丸 しょった武士でしたからね。あれがタミーノとは。。。タミーノと タミーナは無難な感じでよかったです。前にウィーンで観た時に 師匠がいってたのは、あの2人が主役というわけじゃないと。 うん、確かにそう思います。見所はパパゲーノと夜の女王だと。

その夜の女王だけど、1幕のアリアは、やっぱ厳しいですねー。 かなり激ムズだと思います。ハハハハハっていう連続発声が ハ〜〜ハ〜〜って感じになってました。でも声はよかった。 難しいんでしょうねーここ。

パパゲーノは、いいキャラですね。今日のパパゲーノはちょっと ぽっちゃりキャラだったんだけど、コミカルな感じで好感が もてました。バナナやパンもむしゃむしゃ食べてました。 それ以上によかったのがパパゲーナ。おばぁさん の時のコミカルさ、かなり演技派ですね。変身ぶりもよかった。

今回は侍女3人組の一人が、一緒にいった友達の高校の 同級生だったので、ちょっと侍女にも注目してました。ウィーン の時と比べて思ったのは、ウィーンの時は侍女3人のキャラが それぞれあった気がするんだけど、今回のは3人ともキャラが 一緒な気がしました。気のせいかな。

それにしても、今回みて思ったのは、ちょっとパミーナの タミーノに対する想いってどやねんと。自分を助けにきて くれたタミーノを一目みて、あっこまでおっかけられたら、 タミーノもひくんちゃうかと思うんですけどね。。。

2幕のタミーノとパミーノのいちゃいちゃシーン(おててつないで 舞台を二周くらいしよった)、長すぎ。ここ、一周でいい。 友人もいってたけど、随所で間が長い。出し惜しみを しない感じでいいともとれるんだけど。

でも結局やっぱり最高なのは2幕最後の方のパパゲーナと パパゲーノのシーン。あのパパパパパパパパパパゲーノの 歌、大好き。それを後ろで応援する天使達もいい!(ウィーン では男の子だったけど、今回は大人の女性3人組だった。 どっちもいい!)。あ、あと今回気にいった曲は、一幕で パパゲーノが口に鍵された状態で歌うところ。あぁいう のがなんかオペラっぽくなくてすごいいい♪

そしてニ幕最後、いいですねー。あのハッピーエンド、好きです。 上から天使が金銀の紙吹雪を降らせて、パパゲーノとパパゲーナ は子供達に囲まれて。。ほんと、ミュージカルをみにきてるような 気がして、古典とは思えません。モーツァルトはやっぱり天才だ!

おすすめ度(1-10)→ 8.0
もう一度観にいきたいか→ ニ幕をもう一度みたい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/259


十戒
2005.3.5 (土) 12:00
国立代々木競技場体育館 アリーナ R1列5番


昨日の魔笛に続き今日は十戒。 何がスペクタクルなのか、ストーリーは何なのか、 十戒ってなんだっけってな感じで事前知識0でいってきました。

1幕、スローペースな幕開け。ううん、スペクタクルという から、エリザベートのさらに豪華版みたいなのを期待して たんだけど、そういう意味ではいまいちな出だし。 舞台は豪華にみえるかもしれないけど、なんか工夫すべき 部分を全部3面スクリーンの映像にゆだねちゃった感がある。 なんかこういう映像を多用したものって一発もののイメージが あるんですよね。確かに海のシーンとか砂漠のシーンとかで うまく使ってるようにみえるけど、なんか違和感がある。 あれのおかげで、安っぽい出し物にみえてしまうと思うんですよね。 舞台上から舞台を包み隠してしまう位ふってきたスモークは すごかったけど。。

あと、舞台がめっちゃ左右に広いので、字幕が舞台中央 からみるととっても遠い。これ、めっちゃ疲れるんですけど。。 舞台上方にスペースあいてるねんからあっこにすりゃいいのに。 ダンスや歌が舞台中央で繰り広げられる時、字幕で重要な ストーリーを表示していたりするんです。で、字幕に目を むけるとダンスや歌手が目に入ってこないんですよね。 こりゃーどうかと思いますよ。あと、左右の巨大スクリーンは 微妙に見切れてるし。。

っと最初にマイナスポイントをいってしまいましたが、 このミュージカル、私、めっちゃ大好き!!

ストーリーはわかりやすい。モーゼの十戒です。 愛というテーマも随所に盛り込まれてていい感じ。 でも一番いいのは歌とダンス。おすすめしたい一作品です。 Hな場面とか変にコミカルなシーンとかないし。 真面目でこうレベルの高い作品だと思います。

ちなみに私が一番気にいったのはアンサンブルダンサーの中心 にいる髪をこう細かい三つ編み(ブレイズヘア?)にしてる 女性(アンナイヴァシェフさん?)のダンス!素晴らしかった! 一幕から、あの人のダンスいいなって思ってたんだけど、 とにかくダンスにキレがあって、歌口ずさみながらのりのりだったり、 お酒を飲んで酔っ払った感じのダンスをしたりしてて、首の 動きや手の動きなどすっごいきびきびしてて気持ちよかった。 この人のおかげで私このミュージカル好きになったといっても いいくらい。

彼女は最後の最後のカーテンコールで男性ダンサーとペアで ダンスを披露してくれると思うので、これからみる人は要チェック!

全体的には、1幕と2幕を比べると2幕が断然よかった。 最初の女性歌手達が次々と繰り出す美声とハーモニー。 特にミリアムがいい!(黄色い衣装きたモーゼの姉)。 音程の正確さと、その声質。きいてて気持ちよかったー。

その後のアンサンブルのダンスがこれまたキレがあっていい。 ちなみに十戒のダンサーはムキムキマンだらけです(好き♪)。 そしてモーゼがシナイ山に戻ってくるあたりまでの流れ、 いいですねー。満足度高しです。ただ、PAがしょぼい。 せっかくのモーゼとラムセスの掛け合いが音割れてました。 めっちゃ残念。エコーもかけすぎ。だきあう音が反響してましたから。

そして最後のカーテンコールよすぎ! 最初のカーテンコールの後、 モーゼが歌うカーテンコールがあって(この歌がまたいいんです!) そこでモーゼが観客席に手招きしてみな立ち上がりなさい、 そして近寄ってきなさいというしぐさをすると、観客がぞろぞろと 舞台へ・・・ちょっと宗教っぽさを感じたけど(笑)、 でもいいですねーなんかこう楽しい感じで。

で、その後最後のカーテンコールが最高。最初に私が一番気に いった女性ダンサーが男性ダンサーとペアで踊りをみせてくれて、 その後に男性ダンサー達がさまざまなソロアクロバット技を披露。 これだけでも見応えがあるくらい。

私のポイントは1幕終了時は7点、二幕途中で8.5に、二幕最後で9に、 そしてカーテンコールで9.5になりました。終わりよければ全てよし! ただ残り0.5は、舞台装置、美術のしょぼさ、そしてPAの下手さですね。 あと、役柄の設定がいまいちわかりにくい気がしました。 モーゼのお兄さんを私は最後までお父さんと思ってたし、 モーゼのお姉さんは最後まで誰だって思ってましたから。。

もう一回みにいきたい。でもこの作品、人によって好み わかれるのかも。台詞がなく歌と字幕で進行していく感じとか、 あんまりメリハリもないし、拍手のポイントもつかみにくい。

拍手といえば、この会場、拍手を吸収しすぎ。なんか全部すいとられて いく感じで、うーん、コンサートだったらいいけど舞台にはむかないのかも。

おすすめ度(1-10)→ 9.5
もう一度観にいきたいか→ 明日もみたいなー

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/260


ホテルステラマリス
2005.3.17 (木) 18:30
東京宝塚劇場 1階6列18番


オケピで知り合った方から声をかけていただいて、 チケット譲っていただき平日にもかかわらず みてきました。宙組「ホテルステラマリス」。

これ、すごく好き。ファントム以上かも。 1幕が「ホテルステラマリス」で、 2幕の「レヴュー伝説」、これもなんとストーリー物。 すごい見応えがあって、個性派役者さんが勢ぞろい。 見所満載で、アンサンブルのダンスや歌もよくて、 振り付けも楽しかった♪ 演出もコミカルなとことか 多くて、結構笑わせていただきました。コミカルな演技、 うまいですよね。。。絶妙な間だし。。 ストーリーも、1幕は途中ワークシェアってところで、 なに、これで終わりなのかって思ったけど、ちゃんと その後の展開があって満足の舞台でした。2幕は いやーこのはちゃめちゃぶりがいいです。で、いろんな ジャンルのダンスを繰り広げてくれるのでみてて とても楽しい。4月3日発売のDVD買っちゃいます。

花總まりさん、やっぱり声大好き!そして顔小さくてなんか かわいくて綺麗なオーラが出てますね。1幕では衣装 が似合うこと似合うこと。髪がまたお美しい。2幕のぼろ切れ衣装も 新鮮でした。その衣装で、舞台で体育座りしながら体で リズムをとる様子がめちゃくちゃかわいかったです。。

和央ようかさんはかっちょよすぎですね。ファントムの時 よりもかっこよくみえました。

でもそれ以上に気にいったのがプレスコット役の大和悠河さん。 一番最初に紫のドレスきた女性と一緒に登場した時から、 なにこの人すごい!って思ってたんだけど、かっこよすぎです。 (オセロの松嶋尚美さんにちょっと似てるなとも思ったりもした。。)

で、歌声がよかったのは彩乃かなみさん。高い声もキューンと 響いてきてとっても気持ちいい。。決して太ってるわけではないと 思うんだけど、和央ようかさんと花總まりさんと一緒だとどうしても ちょっとぽっちゃり系にみえてしまうのがなんとも。。。今度月組TOP になられるとのこと、月組の舞台もみにいきたいな。

でキャラ的に大好きなのが未沙のえるさん。おもしろすぎ! 間といいキャラといいコミカルさといい声の太さといい、いいですねー。

海洋生物学者の寿つかささんもいいですねー。 最初の登場の時の歩き方で大好きになりました。

そうそう、このおふたかた、ご存知の方教えてください。。
 1.一幕で魔笛の夜の女王のアリアの一部を歌った方。
   この方は二幕でよんよん様をやってた人と一緒?
 2.ニ幕で黄色い服を着た人達がたくさん登場する時、
   舞台むかって左側の端から5番目位にいる娘さん、
   すごいキュンとしてて綺麗だなと思ったのですが、
   どなたでしょうか。。パンフレットの写真をみても
   全然わからない。。。

そうそう、今回は久々にパンフレット買いました。基本的に パンフレットって重いし後で読むことってそんなないし高いし 買わないんですが、今日は「買いたい!」って思いましたね。 それに1000円と比較的安く、また内容も役者の顔写真と 普段の顔写真が載っていて、おおお花總まりの素顔ってこう いう感じなんだーっとか楽しんでました。素顔も好き♪

おすすめ度(1-10)→ 9.0
もう一度観にいきたいか→ リピートしてみたい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/273


レミゼラブル
2005.4.10 (日) 17:00
帝国劇場 1階P列32番


今回もオケピで譲っていただいていってきました。
最高〜。何度でも観たい〜。

最初出だしの山口さんの声が、あれ、ちょっといまいちって 思ったんだけど、いえいえ、そんなことはございません、 最高でした。惚れますねほんとに。よい!よすぎる! 最後バルジャンがコゼットに手を握られながら ファンテーヌに導かれて死んでしまうところ、 泣いてしまいましたです。。

マルシアファンテーヌ、剣持コゼット、坂本エポニーヌ、 この組み合わせ、いいですね。剣持さんは前に見た 時にとっても好きになってしまったのですがオペラ系 の歌声だけど雰囲気が好きなんです。エポニーヌは キャラがよい!最後エポニーヌが死んじゃうところが とっても悲しい。なんでテナルディエ夫妻はでてこない!? マルシアファンテーヌはところどころ発音が気になる んだけど、でも最後ベッドのシーンで歌うところとかは じーんときてしまった。この3人、高音が綺麗ですごく 心に響く感じでとっても気持ちよかったです。

ジャベールの今さん。。わ、若い。。。でもすごく よかった。とても素敵でございます。ジャベールの 思いもすごく伝わってきた。特に自殺のところとか。。

マリウスの泉見さん、かっこいいですねー。歌に もう一つパワーが欲しいところだけど、でもかっこいい。 アンジョルラスの坂元さんも好演。でも音域に よって声の響きが全然違いますね。。なんだろう。。

子供達もとてもよかった。アンサンブルも素晴らしい。 声、演技、やっぱりアンサンブルがいい舞台って とっても素敵だと思います。あ!あと1幕最初に でてきた牧師さん、よかったー。どなたでしょうか?

そして最高なのは森公美子。この方は存在している だけで面白い。ってか、私の中ではテナルディエ夫人 はこの人以外考えられなくなりました。ぴったりすぎます。 じっとしていても、食べまくってても、歌ってても、 しゃべってても、目を動かしているだけでも、全てが 楽しくてひきこまれます。思わずくすって笑ってしまうくらい。。 他の人が中心のシーンでも、ずーっと森公美子を目で おっかけてました。

で、ただ一点残念だったのが佐藤正宏テナルディエ。 うーん、演技派の方らしいですが、最初の酒場のシーン、 歌唱力が全然だめで、演技的にも場の雰囲気がしらけてしまう感じ。。 観ている客としてものれません。。あらら〜って感じで。 ニ幕最後で踊りを再開するシーンでも。。。うーん。。。 なんかしらけてしまう。。愛嬌がありすぎるのか、 くせの強い演技で目についてしまうのか、でかいのか。。。。 夫人に比べてテナルディエはちっこくて薄い感じの方が いいと思うんだけどな。。

あ、あと、なんかPAも少し気になるところが多く。。 ファンテーヌのシーンで変な音いっぱい入ってたり (あれって雑音ですよね・・)、エコーをきかすきかせない の差がありすぎ。。。

でもこのレミゼラブル、ほんとに曲がよい。よすぎます。 しかも一曲だけじゃなくて、ほんとに全部いい曲。2幕の 最後の方、マリウスとコゼットのシーンから結婚式、 エピローグへという部分、めちゃめちゃめちゃめちゃ好きです。 最後に歌うエピローグのシーンとかほんとに感動的。 ついCD買ってしまいました。今聴きながら書いてます。 しかもこのCDのキャストがめっちゃ私好みで。。。

ちなみにカーテンコール、今日はすごくて10回くらいありました。 途中テナルディエ夫妻のあの曲で観客が一緒に手拍子で 盛り上がるところ、ほんとうに楽しい。この瞬間この場に いれたことを神に感謝しますって思ってしまうくらい。

一番最後のカーテンコールでは、山口さんがおじぎしては 帰ろうとしておじぎしてはまた帰ろうとしてってのを繰り返し、 最後柱の陰にかくれたりかなりおちゃめなところを披露して くださり、いやーほんとに満足度の高い舞台でした!

ちなみにレミゼの感想文を募集しているらしく、 締切が4月18日まで。一等100万円。二等10万円。 私、お金よりも副賞は5月21日の記念公演招待の方 にとってもいきたい! 応募してみようかな。

おすすめ度(1-10)→ 9.2
もう一度観にいきたいか→ 明日も観たい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/297


五雲会
2005.5.14 (土) 12:00
宝生能楽堂 自由席


4月に一緒にフットサルをした狂言師さんの舞台をずっと 観にいきたいと思っていたんだけど、4月も5月も予定 があわず、あぁあぁあぁと思っていたところに、 能の舞台を友人から誘われて、いってきました。

なんと、自宅から歩いていけるところに、能楽堂があったんですね。 びっくり。この能楽堂の舞台、なんか独特の雰囲気で、非日常 みたいな感じで、好きになりそう

開始時間は12時。で終演は6時。すごい!長い! しかも休憩一回!

演目1  金札
狂言   花争
演目2  巴
休憩
演目3  誓願寺
狂言   二九十八
演目4  石橋

という流れで、とりあえず演目1と狂言をみてみました。 動きがとってもゆっくりなんですねー。 何いってるかはほとんど聞き取れないんですが、 独特の心地よさがあります。鼓を打つ音が いいリズムで、コーンっという感じで眠りの世界で いざなわれ、私、今日の観劇中、4回位眠りました。

でもね、ふとおきても、動きが遅く、あんまり変化 がなくて、自然にみれたりするんですね。あーはやく 出たい!とか全然思わなくて、この不思議な空間を 楽しんでました。

ただ、演目3はちょっと長かった。これ、野村萬斎さん が出てたので、この演目3から客席満員いなったんだけど、 125分の長さなんですよね。この演目3だけで。で、 パンフレットにも「地味なせいか上演回数も少なく、 戦後上演回数は一桁」とある。。。。確かに、ゆっくり した感じの地味な演目でした。

ってか、このパンフレット、いや、ホームページも そうなんだけど、漢字が難しい。読めません! しかも説明も堅い。。。わかりにくくて、もう少し わかりやすく書いてほしいなーと思ったり。見所とか はじめて見る人にもやさしく書いてほしい。例えば どの辺に座ったらいいよとか、地謡(?)の人の あの扇子を寝かせたりたたせたりするのは何なのとか、 拍手のタイミングはどこあたりっとか、シテ、間って何? とか、わからないことがいっぱいあって。。

観客は、演目3の野村萬斎さんがでるまでは、平均年齢 多分50歳以上だったんじゃないかな。でも萬斎さんの 舞台は、一気に若い人が増えました。うーん、これ、通し で5000円なんだけど、歌舞伎の幕見みたいに、演目 単位で1000円とかにしてもいいんとちゃうかなーと 思ったり、でもそういうわけにもいかないのかなーと 思ったりも。

ちなみに私達は、演目1の後の狂言が終わってから、 友人のお茶の先生にケーキをご馳走になり、しばらく談笑。 (この友人のお茶の先生のお孫さんが今日の舞台のシテ だったらしい。またその子供さん(?)ともあったんだけど、 この能楽堂に住み込みで稽古してるらしく、ここで10年間 住み込みで稽古してはじめて一人前になるらしい。すごい。。) その後、ジョナサンでお昼ご飯を食べて、演目3の途中から 観劇に復帰しました。ちょうど演目3が 始まって1時間くらいたったところかな。

最後の狂言2と演目4がよかったです。狂言2は、話している 言葉もわかりやすいし、ストーリーも面白い。私もちょっと 笑ってしまいました。いいですねー。話自体はひどい話なんだけど。 演目4は、最後の獅子の踊りは迫力ありました。

そのお茶の先生によると、薪能もおすすめですよとのこと なので、今度は屋外でおこなわれる薪能もみにいってみたいと思います。

おすすめ度(1-10)→ 5.5
もう一度観にいきたいか→ 薪能いきたい。

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/331


穴ヲ食ベル
2005.5.20 (金) 19:30
しずくまちb
麻布 die pratze 自由席


しずくまちb の公演を観にいってきました。 この劇団、もともと先輩の会社の同僚の方が 出演されてるので観にいこうというのがきっかけ だったのですが、独特の雰囲気があって、しかも 作や演出、音楽、そして演奏まで全部自分達で やってしまうというところがすごく、好きな劇団 のひとつになってます。

今回の演目は、争いで「おんな」がいなくなり、 そんな中潜水艦の中で歳をとらずに生き延びる 「おとこ」たちの物語という感じではじまるのですが、 その「おとこ」が「おんな」を作り出し、その「おんな」 をめぐって潜水艦内で争いがおき・・・・

というストーリーなんだけど、「おとこ」役を女性陣が、 「おんな」役を男性陣が演じていて、なかなか面白い です。この逆転してるところを、台詞や演出でうまく 笑に変えたりしていて、特に私はヒグマさんがピストル を磨くシーンがだいすき♪

何度か同じ劇団の公演をみてると、あ、あの人が あの役を・・みたいな感じで観てる方もなんか嬉しく なったりするんですよね。今回も、過去何度か観て ほとんどの出演者の方を覚えていたので、とても 楽しんで観れました。水戸さん、この方はほんと すのままなんじゃないかと毎回思わされます。 チビオのナカヤマカズコさんはすごいですね。 最初から、動きとかしぐさがとても面白くて。。 と思ったら、なんと作・演出全部このナカヤマさん。 すごい!すごいわー。ナカヤマワールドを感じました。 今回のヒロイン?のユリエさん、あー撃たないで〜 と思いながら、その感情がなんか伝わってくる感じで とてもよかったです。 その他の出演者の方も皆さん個性的で一度観ると 忘れられない感じ。

ちなみにこのしずくまちb の公演って、毎回終わった 後に、「??」の部分が結構あります。なのでその後 の食事タイムでは非常に盛り上がるのですが、今回 も盛りだくさん。

 ・なぜダダイは撃たれないのか。
  最後のシーンでダダイはどこへいった?
 ・クラウンも撃たれないー?
 ・そもそも「おとこ」も作られたものだったの?
 ・題名の「穴を食べる」というのはどこにつながる?

大きくはこんな感じです。あと、いつも最後の終わり方 が、もうちょっと続くようなそれでいて、終わりかもと 予感されるような、そんな印象なんですが、これも 意図的なのかなぁ。。あと、このしずくまちb の公演って 場面転換があまりないんですよね。でもそれでいて 最後までひっぱれるというのはすごいなと。

今回は終わった後に、客席に役者さんがやってきて、 一緒に川柳を作ったり、歌を歌うという企画が あったんですが、私達のところには、総統役の 方がいらして、隣に座っていただき、ちょっと 感激してしまいました。総統さん、いい人でした♪ でもこういう交流ってなんかいいですね。 できれば次回は「質問タイム」みたいなの もうけてほしいな。穴を食べるってなんなんだー!

おすすめ度(1-10)→ 6.8
もう一度観にいきたいか→ リピートするにはもうひと押し何かが欲しい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/337


LES MISERABLE
2005.5.25 (水) 19:30
QUEENS THEATRE
LONDON A33 (20ポンド)


友人達とわかれたのが7時で、もう半額チケットのTKTSは 閉まっていたので、クリーンズ劇場へ直行。
英語版レミゼは、10周年のDVDで観ていただけなん だけど、歌の台詞とかも覚えていたのでめちゃ楽しみに してました。で、いざボックスオフィスで安いチケット ないって聞くと、あるよーということで20ポンドの席 を買いました。2階左端。舞台端が見切れる席です。 でも2階の最前列。で、この劇場、帝国劇場に比べると 舞台が半分くらいしかないんじゃないだろうかと思う くらい狭い。ってか小さい。ちょうど四季劇場秋位の大きさ。 私の席からは双眼鏡を全く使う必要なしに楽しめました。 しかも私の席のまわりは誰もいなかったので、まるで ボックス席のような快適さでした。

まずはジャベールが素晴らしい。声の太さ、大きさ、存在感、 いやー一番よかったです。次にファンティーヌとエポニーヌコンビ。 最後の二人のはもりは超超感動ものでした。何回でも聴きたい! 特にファンティーヌは、綺麗で歌声もよくて演技もよくて最高でした! また、酒場シーンで左端にいたカップルの女性役の人がめっちゃ 気にいってしまい(ヒンギスに似てる)、その後もずーっと注目 してました。目線と演技の存在感があって好きです。アンサンブル の中にこういうちょっと注目したい人がいると舞台を観る面白さ って飛躍的に広がるんですよね(アンサンブルの人っていろんな 役をするし、舞台端とかにいる時のしぐさとかみてると面白いです)。

演出は、日本のとは結構違ったりもして、新鮮なところも多く 英語でわからないところが多くくやしいと思いつつも、結構 笑いました。でもとにかく、歌がよかった。特に女性陣。 うーん、もう一回。いえ、毎日観たいです。

ちなみにジャンバルジャンは少し弱い気がしました。 マリウスは、うーん、ちょっと田舎くさい。コゼットは 魅力がいまいちないけど声は高くて素敵。 あと、私の席からはオケピがよくみえたんだけど、 ギターの人はクロスワードパズルしてるし、ファゴットの人 は本読んでるし、ドラムの人は写真集みてました。うーん、 でも演奏はよかったです。

終わってから劇場から出ると。。。リバプールリバプールという 声があちこちから聞こえ。。。プレミアムリーグかなんとかいう サッカーの試合でリバプールが優勝したそうですついさっき。 そういえば友人がこれをみるためにロンドンに残りたいと いっていたなー。。

さて、明日から何を観ようかな。 一番観たいのは、Billy Elliot。あと We'll rock you、 メリーポピンズ、ウーマンインホワイトってとこかな。 一応これら全部みる予定です。。。

おすすめ度(1-10)→ 9.5
もう一度観にいきたいか→ 滞在中毎日観たい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/342


BILLY ELLIOT
2005.5.26 (木) 14:30
VICTORIA PALACE
LONDON K26 (50ポンド 約1万円)


すーばーらーしーーーーーい! これぞミュージカル。 映画「リトルダンサー」の映画版なんだけど、 リトルダンサー、超えてます。ダンス、タップ、歌、アンサンブル、 ストーリー、笑、涙、演出、美術、素晴らしい! 音楽はそれほど頭に残らないけど、でもエンターテイメントとして 楽しむにはこれ以上ないくらい最高の舞台だと思いました。

もう客席で観てるのが楽しくて楽しくて。ストーリーは基本的に リトルダンサーと一緒なんだけど、あの主人公の少年役のビリー (もちろん子供)が素晴らしい! 踊りまくり、タップしまくり でめちゃめちゃ感動しました。 しかもこのビリー、トリプルキャストなんですね。ビリーの友人役 のマイケルもトリプルキャストで、さすがロンドン、層が厚い。 いやー今日はマイケルにもやられました。おもしろすぎ。 マイケルもまたタップうまくて、そして演技が最高♪

また、ダンスの先生役の役者さん、この方がまた歌もいいし ダンスもいいし演技もとっても面白くて涙も誘い、いいんです。 父親の方もいい味が出てるし。

そして全体のダンスシーンがほんとに、めっちゃめちゃ面白い。 子供ダンス教室の皆で羽を持って踊るシーンなどは会場大爆笑です! 警官の踊りや、舞台中央でバレエを練習している子供をはさんでの 警官と労働者の戦いのシーンなどは演出めちゃうまい。

おばあちゃんの台詞や、子供が帰り際にぱっとはきすてるように いう台詞の意味がわかればさらにこの舞台が楽しめるのになーと 思います。あー台本が欲しい(売ってなかった)。

アンコールも大盛り上がりで、出演者全員でおばーちゃんも 踊ったり、お母さんも白鳥で頑張ったり、最後の最後まで 楽しませてくれました。会場も総立ちスタンディングオペレーション。

ほんと、これをもう一度観るためだけにロンドンにきても いいと思える舞台でした。

おすすめ度(1-10)→ 9.9
もう一度観にいきたいか→ 台本全部覚えたい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/343


THE WOMAN IN WHITE
2005.5.26 (木) 19:30
THE PALACE THEATRE
LONDON F26 (25ポンド 約5000円)


まず美術や舞台装置が。。。基本的にCGなんです。びっくりです。 舞台の上に大きく舞台を囲むように婉曲した壁があって、そこに 田園やら宮殿やら線路やらそれぞれのシーンごとの背景がうつるんです。 これが結構新鮮で面白いなとは思ったんだけど、私はやっぱりアナログ な美術セットの方がいいなー。確かにCGの表現方法もすごく面白い んです。本人達はその場にいるだけなんだけど、CGで階段の位置を 動かすことで本当にのぼっているようにみえるし、CGの扉の位置と 実際の壁の扉の位置が一致していて、本当に扉を開いているように みえるし。最後列車が通り過ぎるシーンも迫力あったし。。

でも、登場人物は主に3人で、ミュージカルというよりは オペラに近いイメージ。踊りもほとんどなく、ALWの音楽も、 期待していたほどではなく。。。なんか今まで作ったのを繋ぎ あわせた感じなのではと思ってしまったほど。。

アンサンブルもほとんど出てこなくて、この主役3人+1人 が物語を繰り広げるんだけど、前半は結構英語も理解できた んだけど、後半のちょっとなぞめいたところあたりで少し わからなくなり、あれ、白衣の女は結局どうなったのー? ってところがいまだにわかりません。。。白衣の女を読んだ 人に聞いてみたい。。金持ちのローラとそっくりなあの白衣 の女は、精神病院から抜け出して連れ戻されたということは なんとなくわかったのですが、連れ戻された後はどうなった のでしょうか?

うーん、で、歌もなんかいまいちな気が。。1幕はじまって からすぐ、「も、もしかしてつまらないかも」と思い始め、 まわりの反応も結構似たような感じで時計をちらちらみる 人や、2階席では退席する人もいたり、終演後は誰も スタンディングオペレーションする人もおらず。。。 かなり力を入れて作ってロングランを狙っているよう だけど、どうなんですかねー。

あと、ティンパニや太鼓のタイミングがずれてる気が。。 オケと歌のタイミングもずれてました。なんだかなー。。

太ったおっちゃんの鼠を使った演技は面白かった けど、でもあのおっちゃんのシーンちょっと長すぎ。。。

というわけでビリーエリオットの印象が強すぎたせいでしょうか。。。。 全然面白くなかったです。

それにしても1日二本はやっぱりきつい。 ホテルに帰るとどっと疲れがでてしまい、 そのままベッドに横たわって寝てしまいました。

おすすめ度(1-10)→ 1.2
もう一度観にいきたいか→ ストーリーを知ってから早送りで観たい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/343


MARY POPPINS
2005.5.27 (金) 19:30
PRINCE EDWARD THEATRE
LONDON C28 (49ポンド 約10000円)


すごい、最高、感動、これぞミュージカル! 昨日みたビリーエリオットとはまた違った 楽しさがあります!

これ、きっとロングラン公演になると思う。 (今年まだはじまって数ヶ月しかたってないらしい) チムチムチェリー等の曲がいいし、子役も 大活躍だし、なによりも主役のメアリーが 超キュート! オードリーヘップバーンみたい。

彼女が登場した瞬間、脳が衝撃でいっちゃうかと思いました。 その登場の仕方もまたいいんですよ。紙吹雪に目を 奪われた瞬間に。。あれ!いつの間に!みたいな。

この舞台、美術がすーーんばらしい。 これほどよくできたセットはみたことがないです。 一家の住む家が、1階、2階、屋根上と見事に層 になっていて、かと思うと、屋外のシーンにぱっと 移り変わったり。。

また、凧揚げのシーンなんてほんとに凧が飛んでいるよう。 ビートが天井を歩くシーンやメアリーが空を飛ぶシーン も本当に自然。やっぱり昨日みた Woman in white の フルCGよりも、今日のメアリーポピンズのこうした 美術の方がだいすき!

ただ、主人公のメアリーポピンズとビートが素晴らしすぎる ということもあるんだけど、一家の父と母がうーん、特に 父役の人の歌が。。。演技も。。。△。子役はいい感じでした1

でもほんとストーリーもわかりやすいし、音楽もとても親しみやすい。 カーテンコールでのあの曲、とりはだものです。 観客席は最後総立ちでスタンディングオペレーションでした!

おすすめ度(1-10)→ 10.0
もう一度観にいきたいか→ 帰国をずらしてでももう一度観たい

※この感想はblog↓でも掲載中です。コメントあったらぜひくださいね
http://blog.drecom.jp/iina/archive/344


エロチックコメディ「種の起源」
2005.6.16 (木) 19:00
THEATER/TOPS
壱組印。最後列


作家の原田宗典さんと一緒にお仕事をされている 友人に声をかけていただき、みてまいりました。 この舞台、その原田さんが演出とかで結構ご協力 されているようで、今日はご本人もいらっしゃる ということだったので、どんな方なんだろう〜っと 興味しんしんでいってまいりました。

舞台の方は、月曜日から始まって、火水木金土という 展開で物語が進んでいくんだけど、最初類人猿から、 進化して、道具を覚え、立てるようになり、言葉を覚え、 火を覚えという進化の様子が面白く、しかも脚本も結構 練られていて楽しめました。結構笑いました。

桜の木の話、お葬式の話、うん、なんか小さなオムニバス 形式の作品なんだけど全部が大きなテーマでつながって いる感じで面白いです。

ちょっと緩急あって姿勢を正しなおしたり、休憩がないけど、 小さい劇場で、最後列だったけど役者さんの顔もよくみえて、 すごく中身の詰まった2時間でした。詰まりすぎていただけに、 明日もう一度みようという体力はちょっとないかも(笑)

それにしても役者さん一人一人の個性がほんとにすごい。 津軽弁や関西弁もめっちゃ自然。恋する青年、桜の博士、 おばあちゃん役の女性、おちゃめなおじちゃん、いい、 役者さんがとてもよかったです。

その後は編集者さん達と新宿の演劇喫茶で12時までお茶、 あやうくタクシー帰りになるところでした。

おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ 次回公演みてみたい気もする


下駄とチャペルとフォークギター
2005.6.21 (火) 19:00
下北沢「劇」小劇場
東京アンテナコンテナ 第2回公演初日


やっぱりだいすき東京アンテナコンテナ。
劇団ICHIMIの時のさよなら公演ではじめてみて、 なんて楽しい劇団なんだって感激し、それから新しく 東京アンテナコンテナになっての第1回公演では 笑い転げる位面白く、めちゃめちゃ楽しみにしていた 第2回公演にいってきました。

まず出演者がほんとに面白い。替え歌とか最高です♪

イジリー岡田だいすきです!面白すぎ!キャラよすぎです。 ただ小浦さん、いいキャラなんだけどちょっと今回は真面目キャラ でそこまで炸裂してなくて、ちょっと物足りなかったり。 下平さん、劇団ICHIMIの時に拝見した印象と全然 違っててすごくよかった。キャラがたってました! そしてゲストの涼平さん、かっこい〜。背が高くて足長くて、 演技もよくて、いやー、うらやましいを通り越して、ほんと素敵でした。 座高のシーンとか、rのシーンとか、なんかちょこっとした 演技とか好きです(笑)

そして女性陣。坂口さんのひよこさん、かわいすぎ。 なんてかわいいのだ。そんなひよこさんの妊娠に対して なぜごまはあんな態度をとったんだろう。。そうそう、 今回のストーリーは、そういうところの謎な部分も なんか曖昧なまま進んでしまってちょっと消化不良でした。 喫茶店のママさんもいいキャラでしたねー。好き!

今日は初日ということもあり、結構皆さん噛んだり、 アクシデントもあったりしたんだけど、とっても 楽しめました♪

ただ、今回は前回のえびかに三昧みたいな踊りやアクション がいまいち少なかったのと、小話や小技など小さい ネタ系の積み重ねといった感が強く、前回の公演の ように太い一本の筋がたったストーリーではなかった ので、ちょっとそこらへんは物足りなさがのこったかも。

でもだいすき。次回公演とても楽しみにしてまーす!

おすすめ度(1-10)→ 7.8
もう一度観にいきたいか→ 次回公演も必ずいきます!


サロメ
2005.5.22 (水) 19:00
NHKホール 1階C18列 3番
\21,000


友人からチケットあるんだけどと声をかけてもらって、 なんと\21000のチケットをただで譲ってもらっていってきました。 ポーランド国立歌劇場の公演。「サロメ」。 名前はなんとなく聞いたことあったんですが、とりあえず ストーリーも何もわからない事前知識0で挑みました。

7時過ぎ開演。出だし、うーん、声小さいぞ。で出演者も なんかあまり区別がつきません。舞台装置もちょっと近代的で おおって一瞬思ったけど、全く動きがなく、ストーリー的にも 前半はあまり動きがなくて、3度ほど睡魔に襲われました。

後半は、じょじょにストーリーに動きがでてきて、そこそこ 面白くなってきたんだけど、うーん、結果的にはなんだかいまいち・・

まず主役のサロメと王様役の人以外は声が全然聞こえない。 オケの音(特に金管)に完全に打ち消されてるし。で、主役の サロメも、音程あってるんだかあってないんだか微妙で、最後 の方にサロメだけのシーンが続くんですが、正直長すぎます・・

でもこのヒロインのサロメ、王様に「踊ってくれたら望みを叶える」 と言われ、腰くねくねで肌露出させて結構踊るんですね。これには びっくり。さらに、最後は脱ぐんです。オペラ歌手が脱ぐんですよ。。 今日は上半身裸になってましたが、演出によっては下半身も全部 すっ裸になるものもあるようです。なので、この演目、サロメを 演じる女性は、歌、踊り、そして裸と結構大変だなーと思いました。

最後の終わり方は、うーん、予言師のいってた占い通りとはいえ、 かなりあっさりでしたね。

このオペラ、1時間40分なので休憩はないので、気軽にみれる かと思いきや、楽しいストーリーではなく、また印象に残る曲が 全然なく、登場人物も少ないので、はじめてオペラをみる人が この作品をみたら、オペラって・・・って思ってしまうかも。 というのは、今日の観客、女子高生や若い人がやたら多かった んですね。彼女達はどう感じたのだろう。。

おすすめ度(1-10)→ 3.2
もう一度観にいきたいか→ 違うバージョンをみてみたい気もする


ヘドウィグアンドアングリーインチ
2005.5.23 (木) 19:00
パルコ劇場 1階E列29番
\9,000


す、すごいです。三上博史最高〜。 先週職場の同僚が観にいって超超お薦めといっていたので、 今日は一緒にいってきました。というわけで、事前の期待度は かなり高かったのですが、いやー、大満足♪

まず、最初はじまってすぐあたりで、バンドの演奏がはじまると、 はじまったと同時くらいに観客席の人達がどばっと立つではありませんか! 私もつられてたってしまいました。で、みんなのりのり。 ってか、楽しいぞこれは。なんかコンサートっぽいのりが かなり入ってます。まさにロックミュージカル。

舞台の進行自体が、三上扮するオカマのヘドウィグが、ライブ会場で客席に 向って語るというストーリー進行なので、私もそのライブ会場に いるような雰囲気になっていてとても入り込めました。 ヘドウィグのライブを堪能したって感じです。

出演者は、ヘドウィグと舞台上のバンドのみなんだけど、三上博史の 演技がほんと最高なのです。アドリブあり、客席との対話あり、 下ネタ満載(結構ストレートです。笑えます)、おーもーしーろーい。

前半はのりのりシーンが2回くらいあって、後半はちょっと 語りや見せ場がある感じで、最後にどかーんとくる感じですね。 構成もよくできてるなと思いました。いや、それにしても、 ほんと三上博史さんすごいです。

ちなみにタイトルのアングリーインチって観劇前はなんやねんって思って たんですが、ははは、おもろい。そういう意味だったんだなーって。 あと、バンドメンバーの右側にいたギタリストさん、最後の曲 めちゃめちゃかっこよかった。。 レンタルビデオが貸出中だったので、事前に映画をみれなかったので ぜひ映画版もみてみたいと思います。

おすすめ度(1-10)→ 9.0
もう一度観にいきたいか→ ZEPPもいきたい。。


渋谷 狂言ライブ
2005.7.13 (水) 19:00
セルリアンタワー能楽堂


和泉宗家姉弟による渋谷狂言ライブにいってきました。 この狂言ライブ。狂言2本&小舞&トークという構成。 狂言は1本目は右流左止という演目で、ちょっとすっと理解 できる内容ではなかったのですが、後半のトークを聞いて、 おおおお、これは結構深い見応えのある作品かもと思いました。 後半のトークを聞いて、もう一回みてみたくなりました。 着ている衣装や小道具にも意味があったりするんですね。 2本目の作品は、とてもわかりやすく、最後の蛸の部分、 笑えました。うん、こういうわかりやすいのも好きです。

狂言って一本一本が短くて、でも流れはとてもゆったり した感じで、非日常的な空間を味わうことができていいです。 私のようなまだまだの狂言初心者にとっては、 その面白さのポイント、これがいろいろ 隠されてる感じで紐解く面白さを感じました。

会社帰りにちょっと能楽堂で狂言を観る、 そんな日があってもいいなと思いました。

おすすめ度(1-10)→ 5.0
もう一度観にいきたいか→ いろんな流派の狂言、見比べるのも楽しそう


21C:マドモアゼル モーツァルト
2005.7.24 (日) 13:00
関内ホール 1階19列1番


私にとっては初の音楽座。 場所は横浜関内の関内ホール。舞台はあまり奥行きが ない感じなんだけど、その割には客席数が多すぎる気が。。

モーツァルト、ほとんど予習していかなかったんだけど、 いやー、よかったです! 主演の新妻聖子さん、最高〜。 私の中ではレミゼのエポニーヌですが、この方の声好き なんですよね。今日はもう出演者の中ではだんとつの 歌唱力、そして素晴らしい演技力でした。彼女の パフォーマンスをみれただけでもいってよかった。

モーツァルトは女だった? という大胆な設定ですが、 この女なんだけど男役をこなすという主役をほんとに 見事に演じられてるんです。コミカルさも最高〜。

プレビュー公演ということもあってか、お客さんの 拍手や笑は少なかったんですが、心から拍手を 送りたいです。

一方、まわりの脇役人の歌唱力がちょっと物足りない感じ。 新妻さんの歌唱力がずば抜けてる感がありましたから。。 特に1幕では、コンスタンツェ役の女性の低音部の声が かなり気になりました。高音部の声と低音部の声にあれ だけ差があるとちょっと聞いててもつらい。。でも演技は よかったです。他は、サリエリ役の方は、個人的にキャラ が好き♪ あとは、シカネーダのシーンはよかったですねー。 あぁいうダンスを全面に出した演出、とても好きです。 また、魔笛のシーンは、魔笛のストーリーをコンパクトに うまーくまとめてて、みてて面白かったです。 一方前半の全体アンサンブルは、うーん、なんか ものたりない感じで、いまいち印象にも残らず。。。

やっぱり最初のシーンって大事だと思うんですよね。 今まで私がうちのめされたミュージカルって全部 最初がいいんです。今回のモーツァルトは、 いまだに最初のシーンの位置づけがよくわからない。。 あのプロローグ、もう一度みたら意味わかるのだろうか。

また、美術が地球を模したオブジェしかでてこなかったり、 意味わかんない機関銃とかの音響がやたら登場したりで、 ちょっと興ざめ的なシーンもあったんだけど、 とはいえ、ストーリーは好きですし、ほんとに主演の 新妻さんがよかったので、満足度高かったですー。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ もっと前で再度観たい


薪能
2005.8.2 (火) 18:00
MOA美術館


「こだま」で東京から一路「熱海」へ。 夜開催される薪能にご招待いただきまして、 いってまいりました。せっかくいくのだからMOA美術館も みてこようということで、はやめに出発。熱海って新幹線で いくと近いですねー。あっという間でした。昼ご飯の お弁当を食べ終わったら到着って感じ。

MOA美術館は、大きすぎず小さすぎず展示品も ちょうどいい具合で一通りみれました。ここで 友人の師匠と一緒にお茶(といいつつ豆乳ジュースを 飲んだ。うまかった〜)。で、そのあとは散策。 この「花の茶屋」でまた一服したんだけど、ここで 食べたクリームしるこがめっちゃ美味しく。。また食べたい。

さて、いよいよ4時半に薪能の会場入り。 芝生席なんだけど、斜面が急すぎて、下手 したら滑り落ちてしまいそう。ダンボールが 配られるんだけど、確かにこれがあると少し安定する。

1時間ほど待った後、いよいよ薪能開始。 とはいっても、最初はまだ明るいので薪を つけずに、最初の能「春日龍神」を上演。主役のシテが 友人の師匠の息子さんだそうです。最後の 龍神、よかったです。結構見応えある能でした。

その後いよいよ薪に点火。 狂言は「呼声」。これもわかりやすく、最後の 踊りあう様子はとっても楽しかったです。

そして最後が「井筒」という演目。 うーん、この演目、長い。そしてめりはり があまりない。囃子の小太鼓もない。 で1時間半くらいなので、途中で寝て しまいました。この芝生、寝るのもつらい。。 後ろにもたれるところがないので。。。

でも、外での公演っていい! 薪のぱちぱち という音、雲の流れ、木々のざわめき、蛙の声、 セミの声、蝶、とんぼ、蛾、そういうものの動きや 音がいい感じで舞台と調和してました。 去年は満月の月が相模湾に投影され幻想的 だったらしいんだけど、今年は月は出ず。。 でも非日常的で楽しいひとときでした。

おすすめ度(1-10)→ 5.5
もう一度観にいきたいか→ 一年に一回だったらいいかも


トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
2005.8.6 (土) 17:00
厚生年金会館


かなり面白かった。特に1幕の白鳥の湖のテンポ感と演技、 そしてバレエ、いいですねー。でてくるバレエダンサー全部男性 なんですが、めっちゃ綺麗な人とか肌めっちゃ白い人とか いたりして、また逆に背がめっちゃ高い人とか、筋肉もりもりの 人とかして、宙返りとかいろいろな技も繰り広げられて、かなり 楽しめます。

で、かなり笑えました。真面目なシーンと思いきやおふざけが入って きたりするので、時々ひいちゃうシーンもあったんだけど、 そういう舞台だってわかれば、ほんと楽しめます。 また、セリフがないので、国境をこえて楽しめますねこれは。

で、1幕、2幕、3幕とあって(休憩も2回ある)、 いろいろな演目の見せ場をチョイスしてやってくれる感じ なのでテンポ感よく楽しめます。3幕はちょっと真面目だった 気がしますが。。。2幕は、ソロが中心で、そこそこ面白かったけど、 最後に、特別ゲストとかいって、お笑い芸人の矢部太郎の 白鳥が登場。。。うーん、かなり緊張してたのかな。表情が超堅い。 で、かなり素人っぽい。 昔ライオンキングに登場したナイナイの岡村は、テレビで みている限りは、いい感じでなじんでた気がするけど、 今日の矢部太郎は・・・・ちょっとみていてつろうございました。 まー最後におまけみたいな感じで紹介された舞台だから 別にいいとは思うけど、面白くなかったので。。。

で、アンコール。アンコールが結構のりのりで何度も やってくれたりして面白かったです。客席の人からも どんどん花束が手渡されたりして。ただ、大勢の出演者 の中で1人だけ花束が0の人がいて。。誰か渡して あげてーって思ってたんだけど、結局その人だけ なかったです。。

ちなみにこの舞台、やたらと皆さん上演中に話されるんですね お客さんが。私のまわりだけかもしんないけど。 ただ、でもそれはそれでそういうもんだと思うと それも含めて楽しめたり。彼女達もいってたけど、 2幕最初に登場した女性役ダンサー、めーっちゃ 綺麗でした。私もほれちゃったくらい。。

今日の矢部太郎君がでてた様子は8月11日の クリックという番組で紹介されるそうです。

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ たまにはこういう舞台も面白い


舞台 電車男
2005.8.20 (土) 18:00
O列10番 パークタワーホール


ううん、舞台セットは最初から最後まで変わらず、真ん中の でかいスクリーンに電車のシーンやらエルメスとのデート などが映写されるんだけど、こういう舞台もあるんですねって感じ。。 6人の毒男たちの部屋がセットされてるんだけど、 発言するたびに真ん中のスクリーンに各毒男がうつって セリフがタイプされて・・・  うーん、なんだか舞台というより映像をみてたって感じ。。 あと、毒男達が全然毒男じゃなくて普通だし・・・

主人公の武田真治さんとか、アドリブもうまくて、また 脱ヲタもなかなかだったし、脇役の毒男も、鈴木一真さん を使ってくるあたりがすげーとか思ったんだけど、演出がいまいち というか、躍動感はなく・・・ かるーく観劇って考えるといいのかも。 2時間10分は長すぎます。30分くらいにまとめられそう・・・

言葉や役者さんは面白いです。あんまり笑えなかったけど。 うーん、ほんと、かるーい舞台でした。 ただ、私のすぐ横まで武田君がきてちょっとびっくりしました。かっこえー。

おすすめ度(1-10)→ 1.8
もう一度観にいきたいか→ うーん、武田君ファンならいいかも


MONO  (One on One vol.6)
2005.8.26 (日) 13:00
アイピット目白


小劇場系の演劇ってよくあるけど、小劇場系の ミュージカルってどんなんだろう、と思いながら てくてくと目白までいってきたのですが・・・

よかったですー! ってか、かなりよかった。 唯一のマイナスポイントは、休憩がなくお尻が痛かったこと位。

出だしから、わおー、出演者が美男美女。しかも歌なかなかうまい。。。。 修理屋の店主の岡田さん、いい味出してます。イメージ的には ダークエンジェルのローガンみたいな感じ。よかった。 また、前に「穴を食べる」を観にいった時にでていた 下中裕子さんも出演されていたのですが、超面白い! うーん、かなりナイスなキャラです。アンドロイド派遣の 事務対応のところとかかなり好き。何回でも観たい。

ストーリーもよくできてるし、出演者全員に役柄が ちゃんとあって、ストーリーにちゃんと絡んできて、 役者さんも皆個性的なので、とても楽しめます。 お気に入りの役者さんが誰か必ずみつかるって 感じの舞台。いいですよねーそういう舞台。

私が今日注目したのは、下平さんと283(つばさ)役の藤田佳奈さん。 283さん、演技も不思議感あっていいんですが、 それ以上に声が好き。アンサンブルの時のコーラスは、 この方の高音の美しさ(というか私好み)のおかげで、 かーなーりーいい感じで聞き惚れておりました。 あ、あとハヤト役の高橋倫平さん。 フットワークが軽くて、それでいてとても存在感あって、 なんか登場すると風がさーっていくようなさわやかな感じ。 そうそう、この舞台、美術的な小物の使い方もすごく好き。 うまいわー。

で、皆さん、歌もちゃんと歌われていて、私がちょと 謎だったのは、マイクどうしてたんだろうなーという点。 別に体につけてないし、でも役者さんによってエコー効果 があったりなかったり。。。どうやってるんでしょう。。

終わり方もよかった。いろんな世界の色に変わるランプ。 いい、よいですー。次回公演も観にいきたい、そんな舞台でした。 DVD買おうかな。1800円。安いし。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 椅子が快適だったら夜も観たかった


アイーダ (早大オムニバス)
2005.9.27 (火) 18:00
牛込箪笥区民ホール

先月MONOを観にいった時に教えてもらった今回の公演。 早稲田の学生によるミュージカル。現役学生の舞台を 観にいくのは実は初めて。アイーダ。。四季で観たことは あるけど、あれをどう演じどう歌うのかなーと思っていましたが。。

いやー、素晴らしい! 大阪で観た劇団四季の時よりも印象深いアイーダでした。

アイーダ役&演出の三森さん、素晴らしかったです。特にあの歌声がいい・・・ アムネリスは私的にはかなりはまり役。 前半と後半であの印象の違い、衝撃的で新鮮でした。

また脇役陣もしっかりしてるし、アンサンブルも楽しい♪ ほぼ全員がでてくるシーンとか、すごい迫力! 「お洒落は私の切り札」のシーンなんて、ほんと何回も観たい。。 そして美術、衣装、照明などの裏方さんが、なんかいい仕事 してますねって感じ。

ラダメスは、ちょっと高音とかの歌声につらいところがあったけど、 最後のフォーッ!で私はファンになりました! でも最後のカーテンコールの演出(?)、あれ、とてもいい。 今までみてきたカーテンコールの中で一番楽しかったかも。

ちょっと残念だったのはPAかな。。 音楽が大きすぎて台詞が全然聞こえなかったり、せっかくの綺麗な歌声が 大きくなると全部音割れてたり。。。特に後半はかなり聴きづらかった。。

とはいえ!いい!なんか若くて元気で飛び跳ねてる感もいいし、 それでいて落ち着きもあって、次回公演もぜひみてみたいです。 しかも今回の公演、入場無料なんですよねー。満員で立ち見もかなり いらっしゃったようです。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 12月も観にいきます!

- 戻る -

 
 
チケット掲示板 | 観劇日記 | 観劇占い | 外貨占い | 語学占い | プリン占い | プリンワールド | たべとく | キャッシング比較
copyright © 1995-2006 iina.com   powered by okepi