チケットの事前購入 チケットですが、当日劇場に行っても買えるかもしれません。ですが、予め買っておいた方がいい席が取れるし、なんと言っても安心できると思います。最近はインターネットやファックスで簡単にチケットを買えるようになったので、ある程度の語学力があれば、各劇場からの直接購入も難しいことではありません。

座席について チケットを購入する前に、簡単に座席の名前について覚えておきましょう。

日本の劇場の場合は、座席と言っても「Ｓ席」「Ａ席」などと大雑把に分かれているだけですが、海外の劇場では座席に名前がついており、料金も座席とその位置によって細かく分かれています。ウィーン国立歌劇場を例にとって説明しますので、右図と下表をご覧下さい。※The right image is quoted from Wiener Staatsoper Website.

以上、勉強したところをまとめてみました。なお、座席の呼び方は劇場によって微妙に異なるので、細かいところは各劇場の座席表にてご確認ください。

覚えておきたいドイツ語 エリザベートの予約以外ではあんまりドイツ語は使わないのですが、以下の単語は覚えておくと良いでしょう。

公演について ウィーン少年合唱団の情報は、オーストリア政府観光局公式サイトに掲載されています。少年合唱団が参加するイベントは色々あるのですが、お勧めはウィーン王宮の礼拝堂ブルク・カペレで毎週日曜9:15に開催されるミサです。このミサでは、ウィーン少年合唱団、国立オペラ劇場合唱団、オーケストラのメンバーからなる「王宮付属聖歌隊」が参列し、その歌声を披露しています。

チケットについて チケットには5, 14, 17, 21, 26, 29 €の６種類の他に、無料の立見席もあります。有料チケットは右の連絡先宛てに予約します。非常に人気があるので、予約しないとまずチケットは入手できないようです。なお、早期に予約すればするほど、良い席がゲットできます。

予約の実際 以下のとおりです。Meansの欄のリンクをクリックし、実際に送付したメールと解説をご覧下さい。

Date	Means	Memo
8/20 1:09	Mail	「11/1(祝)のミサのチケット（29€）を１枚下さい」とメールしてみました。※11/1はオーストリアでは万聖節（Allerheiligen）という祝日です。
8/20 12:37	Mail	すぐにレスポンスがあり、「11/1はミサやってないよ」という返事が返ってきました。
8/20 22:41	Mail	「じゃあ、10/31(日)のをお願いします」とメールしました。
8/23 12:12	Mail	「チケットを予約しました」という返事が返ってきました。この返信メールをプリントアウトして、当日8:45までにチケットと引き換えます。
10/31 8:30	-	Booking Officeにてチケットを引き換えました。最前列のチケットをゲットできました。

： いっちー→ウィーン少年合唱団　　　： ウィーン少年合唱団→いっちー

チケットの引き換え チケットは現地で予約券（8/23送付のメール）との引き換えになります。事前の入手は出来ません。

ミサ当日のチケット引き換えですが、予約している場合は、一般の人の入場前に、脇の入り口から入場できます。チケット予約時のメールのプリントアウトと引き換えますので、忘れずに持って行ってください。

公演について エリザベートのウィーン公演の情報は、VEREINIGTE BÜHNEN WIEN(VBW) INTERNATIONALのサイトに掲載されています。VBWはドイツ語のミュージカルを興行していますが、彼らの作品は世界各国で上演されており、観客動員数は400万人を超えています。

チケットについて チケットには2.5 〜 72 €まで各種あり、金，土は全体的に値段が高くなります。2.5 €の席は立見席です。エリザベートの予約は残席の分かるウェブで行うのが最も便利ですが、全てドイツ語なので、ある程度ドイツ語が分からないと難しいかもしれません。ドイツ語をご存知ない方でも何とかなるように、説明ページを作りましたので、良かったら参考にして下さい。

どうしても英語で予約したい方は、電話での予約が可能です。右の電話番号に掛けてみてください。なお、どちらの場合でも、クレジットカードが必要になると思います。

なお、バーバレラの予約もVBWのサイトから同じように行うことが出来ます。

チケットの到着 チケットは注文から１週間くらいで郵送されてきます。いちおう席に間違いが無いかどうかをチェックしておきましょう。チケット代はカードから引き落とされます。この辺について、詳しくは説明ページでご確認ください。

公演について ウィーン国立歌劇場のオペラ・バレエ公演の情報は、Wiener Staatsoperのサイトに掲載されています。公演は7〜8月の夏休み期間を除いて毎日行われており、演目を少しずつ入れ替えながら数々のオペラ・オペレッタ・バレエを提供しています。なお、サイトの情報はドイツ語がメインで、英語情報はかなり限定されています。日本語ページへのリンクはありますが、今のところコンテンツが無いようです。

チケットについて チケットは2 〜 178 €まで８段階に値段が分かれています。ただし、演目によって価格は異なり、バレエはかなり安くなります。なお、2 €の席は立見席です。ウェブからも予約できるようですが、私が試した時はうまく出来なかったので、FAXで予約をしてみました。

予約の実際 以下のとおりです。Meansの欄のリンクをクリックし、実際に送付したFAXと解説をご覧下さい。

Date	Means	Memo
8/14	FAX	「10/31のドン・カルロと11/2のフィデリオのチケットが欲しい」とFAXで注文しました。
8/21	FAX	旅程をちょっと変更したので、「以前の予約はキャンセルして、新たに11/2のフィデリオ、11/3の白鳥の湖のチケットを購入したい」旨をFAXで連絡しました。
8/24	FAX	全く読めない真っ黒いFAXが送られてきました。
8/24	FAX	「あの真っ黒いFAXは何ですか？」という問い合わせのFAXを送りました。→無視されました。
8/25	LETTER	「ドン・カルロとフィデリオのチケットを仮予約しました」旨の手紙がきました。→こっちが無視してやりました。
8/30	LETTER	「フィデリオと白鳥の湖のチケットを仮予約しました」旨の手紙がきました。
9/10	FAX	「フィデリオと白鳥の湖のチケットをカードで購入する」旨のFAXを送りました。
9/10	-	チケット代金の請求がカード会社に来ました。そこはやたらにレスポンスいいのね(笑)

： いっちー→ウィーン国立歌劇場　　　： ウィーン国立歌劇場→いっちー

チケットの引き換え チケットは現地で予約券（8/30に送られてきたLETTER）との引き換えになります。なお、特に領収書的なものや注文請け書的なものは送付されてこないので、注文が通ったかどうかはカードの請求で確認するしかないようです。

Web予約について ビアンカさんのレポによると

• チケットは公式ＨＰからクレジットカード払いで何の問題も無く予約できました。
• 予約できると確認のメールが来るので、それをプリントアウトして当日持っていくとチケットがもらえるシステムになっています。
• 予約番号と氏名を言って受け取ることもできました。

とのことです。レポート有難うございました。

公演について バイエルン国立歌劇場のオペラ・バレエ公演の情報は、Bayerische Staatsoperのサイトに掲載されています。公演は8月〜9月半ばの夏休み期間を除いて毎日行われており、演目を少しずつ入れ替えながら数々のオペラ・オペレッタ・バレエを提供しています。ウェブサイトはドイツ語と英語のバイリンガルです。

チケットについて チケットは9 〜 129 €まで８段階に値段が分かれています。ただし、演目によって価格は異なり、バレエはかなり安くなります。公演の２ヶ月前からウェブで予約可能ですが、FAXだと事前予約が可能なので、私はFAXを使って予約しました。なお、事前予約した場合でも、処理は公演の２ヶ月前からになります。

予約の実際 以下のとおりです。基本的なやり方はウィーン国立歌劇場と同じですが、「申込書にクレジットカード番号を書いておけば、スムーズにチケットを入手できるよ」とサイトに書いてあったので、最初からカード番号を書いて予約しました。なお、予約時に送信したFAXは速攻捨ててしまったので、今回は例文無しです。

： いっちー→バイエルン国立歌劇場　　　： バイエルン国立歌劇場→いっちー

チケットの到着 公演の２ヶ月前になってから、事前予約したFAXの処理が始まります。チケットはその後暫くして郵送されてきます。クレジットカードへの請求もほぼ同タイミングで発生します。クレジットカードへの請求金額と、送られてきたチケットの席種が合致しているか、いちおうチェックしておくと良いでしょう。

なお、ボックス席での観劇も希望してみたのですが、全て平土間席になってました。ちょっと残念。

著作権法では、著作物を「思想又は感情を創作的に表現したものであつて，文芸，学術，美術又は音楽の範囲に属するもの」（2条1項1号）と定義しています。いっちーは受付メールのようなものに著作物性があるとは考えていないので、本ページでは、実際にやりとりしたメールやFAXを掲載しています。

ただし、いっちーが書いたものはテキスト形式で公開していますが、それ以外のものは画像としてのみ掲載しています。また、個人名が書かれているような個所は、モザイクをかける等して、適当に修正してあります。

なお、いっちーの名前の「Ichioku Suzuki」は本名ではありません(笑)。あしからずご了承ください。